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こんにちは!仲間です《埼玉県》

(社)埼玉県栄養士会地域活動栄養士協議会
野島(のじま) まり

 

私は埼玉県に在住する地域活動栄養士です。元気なときから病気にならないようにするために、栄養士の資格で何かできることはないだろうか・・・栄養・食事の大切さを知らないでいる人に何かできないだろうか・・・それをできる場が、『えぷろん(朝霞保健所管内地域活動栄養士会)』です。私のライフワークの場です。18年度からは、えぷろんのメンバーの中から『特定非営利活動法人ぽけっとステーション』を立ち上げ、和光市の「栄養改善・食の自立支援事業」を行っています。この2つを紹介します。
 

えぷろん(朝霞保健所管内地域活動栄養士会)


 私たちは、埼玉県朝霞保健所を拠点に、朝霞市、志木市、新座市、和光市で活動する栄養士の集まりです。地域のみなさんの健康増進、疾病予防に役立てるよう、活動をしています。
平成11年に結成し、現在は28名の栄養士・管理栄養士がいます。
この4市は都心から近く、通勤に便利なため、マンションが次々に建てられ、若い世代の家族が増えています。少子化の時代にもかかわらず、小学校の増設や保育園も入れない状況が続いています。また、反面一人暮らしの高齢者も多い地域です。
私たちと同じ栄養士のみなさんも、同じように感じているとは思いますが、若い世代の食事内容の低さと子どもの食生活の乱れ、過激なダイエット、中高年のメタボリック症候群、高齢者の低栄養などなど、栄養士ががんばって伝えていくべきことはたくさんあります。
 4市の地域活動の栄養士が集って、移り行く社会と新しい栄養情報を勉強しながら、私たちでできることを見つけて活動しています。

埼玉エプロンシアター.jpg

パクパク !

エプロンシアター公演中。

子どもたちは熱心に聞いてくれます。





 

・・・組 織・・・
・総務2名(基本的に持ち回りで、2年担当、毎年1人ずつ交代) 
・ 会計1名(それなりに少しはお金の出納があるため、
通帳管理が必要になります) 
・ 係り担当代表各1名
(エプロンシアター係 はまさき児童館係 大根の会係)


定例会・・・
定例会を毎月1回行っています。
内容は、勉強会、研修会、自分たちの活動の進めかたや、実行後の報告、工場見学会など。
 

エプロンシアター
現在行っている対象は幼児です。
幼稚園・保育園で毎年15回くらい公演しています。
演目は・・・ 
     「あさごはんたべた?」      (朝食をしっかり食べて規則正しい食生活をしよう)   
  「元気なだいちゃん(うんちの話)」 (規則正しい食生活と排便について)
  「グリーンマントのピーマンマン」 (野菜を食べよう)         です。
エプロンもマスコットも全て手作りです。シナリオもオリジナルで改良しながら演じてます。対象年齢に応じて内容を少しずつ変え、絵本や手作りの紙芝居を使い、お話も変えています。また、保護者の方にも演じた内容を自宅で活かせるように、プリントを配布させていただいています。

家でも子どもたちの会話に出てきます。(保護者より)
給食やお弁当を残さずに食べるようになりました。(園より)
 

栄養相談
毎月2回、朝霞市のはまさき児童館で行っています。
児童館でのプログラム‘ベビーランド’の、ねんねコース・ハイハイコース・ヨチヨチコース、おはなし広場に一緒に参加してその後「ちょっと質問してみたいな」とか「これでいいのかな?」 と言う新米ママたちの声にお答えする場を設けています。ここからさらに、離乳食について実習をしてほしいと声があがり今年は、「大人の食事からの取り分け離乳食の調理実習」も行い好評を得ました。
うれしいですね
 

調理実習埼玉2.jpg
現在、毎月1回、高齢者の男性対象の調理実習を行っています。
事の発端は朝霞市から男性高齢者の自立支援の教室の講師依頼でした。その後、その、参加者の希望により「大根の会」 として調理実習教室が残り、『自分で作る』をテーマに献立を考え、実習するという、自主グループのお手伝いをすることになりました。バランスの取れた献立の提案や調理の手伝いをしています。6名から始まった会員も現在は12名になっています。
また、随時、依頼を受けての調理実習も行っています。



 

健康まつり
毎年、朝霞市の健康まつりに出展しています。
平成19年度のテーマは“「 知って得する!」 メタボリックシンドローム対策”でした。
バランスガイドの活用方法を説明して、腹囲を測定しアドバイスをしたり、野菜をたくさん使ったレシピを配布したり、実物の野菜を使用して野菜の量を測ってみる体験コーナーも設けました。また、メンバーの手作りのバランスガイドの模型を展示し説明に花を添えました。

埼玉 バランスこま.jpg作り方は・・・紙粘土と絵の具でこんなに見事に作れます。
ちなみに制作費5千円!

私たちの会では、やりたい事を自分達で求めて活動をしています。
しかし、何かをするためにはお金がかかります。(地域活動栄養士の悩みですね)どこの会でも悩みは同じだと思います。長く続けるためにも、栄養媒体を作るためにも、運営資金は必要です。
現在、私たちの会では、お金をいただいて全ての事業を行っています。しかし、会員の交通費にも足りない場合もあります。でも、地域の健康増進のためにがんばっています。
 

やっぱり、仲間はいいですね。
栄養士一人でできることに限りがあります。
みんなの知恵袋を持ち寄って、
もっと良いものを提供できると思います。
そこで、私たちの仲間になる人をいつでも歓迎しています。
栄養士・管理栄養士の資格を持っている方で、
自分のやりたいことを仲間と協力しながらやってみたい方は
是非来てください。


 


特定非営利活動法人ぽけっとステーション

設 立 : 平成18年2月
代表理事 山口 はるみ

設立にあたって・・・
医師、看護師、薬剤師のように、栄養士単独で事業所を設ける制度がありません。
介護保険の居宅療養管理指導は、病院等で行われ、通所事業所の栄養改善加算も施設栄養士でないとできません。(来年度から東京都はできるようになったようですが・・)
埼玉県和光市では、高齢者にとって食事の改善が大切であると介護保険改正前から考え様々な対策を練っていました。平成18年4月の介護保険法改正時には、「栄養改善・食の自立支援事業」として訪問栄養活動を行えるよう市の制度ができました。そこで、栄養士がNPO法人ぽけっとステーションを立ち上げ、この事業を市と一緒に考えながらすすめることになりました。・・・・でも、栄養士の活動だけでは、事業所の運営は難しいので、介護保険の居宅介護支援事業も行い、なんとか、運営している状態です。
 

活動状況
代表1名(ケアマネ、管理栄養士、事務所運営)とケアマネ1名 常勤管理栄養士2名
賛同いただいた「えぷろん」の栄養士・管理栄養士 十数名
           
       月平均利用者数    約36名   月平均訪問回数    約70回 
       対象者            一般高齢者、特定高齢者、要支援者、要介護者
       栄養改善内容     低栄養、糖尿病、高血圧、肥満、腎臓病、
                                                        高脂血症、調理未経験者、調理意欲低下等

訪問開始までのプロセス・・地域包括支援センター、もしくはケアマネージャーが、栄養改善が必要であるとプラン作成し、市のコミュニティ会議で承認され開始

訪問内容・・初回アセスメント→栄養改善計画作成→訪問(月2回程度)
                    →月1回モニタリング→終了後評価作成→市の会議で継続か終了か検討する

☆H19年度から通所型地域支援事業として、ヘルパー向けの調理実習、高齢者向けの調理実習、栄養改善講座なども行うようになりました。

☆ 隣の朝霞市からも要請があり、H19年から特定高齢者対象ですが、訪問栄養活動や通所型の栄養講座も行っています。
 

書類…

 

 栄養計画・モニタリング・評価書・栄養アセスメント

埼玉 書類.jpg訪問の実際・・・傾聴・受容・尊重・・・
対象者が高齢であること、介護予防や介護保険の制度についての把握や他のサービスとの連携、医師や病院栄養士との関わりなども加わり、実際の訪問は日々試行錯誤の状況です。
病院の栄養指導や栄養講座のように、聞き入れる気持ちがある人にではなく、無関心な人に関心を持ってもらい、実行し継続させていくのは、難しいことです。また、同じ病気を持っていても、その人の生活背景が違っているとこんなにも話す内容が変わってくるのかと感じています。しかし、本人が気づいて何か行動をしていかなければ、何も今までとは変わりません。
やらなくなってきたこと、知らなかったことを、一緒に考えて、できるところからちょっと変えてみる。すると、今までできていなかったことや、あきらめていたことが再びできるようになるなどの変化が現れます。まさしく、行動変容です!
栄養の話をしなくても、日常生活を変えると食生活も変わってきます。栄養士自身が前向きに接し、その人の生活全般を捉えることができていないと、いい効果はあらわれません。栄養改善は、その人の自己実現の目標を達成するための1つの材料として栄養士は関わっています。


具体例                 

具体例
介入方法
こんな効果につながりました
食欲不振、いろいろ病気あり 調理は火が危ないからやれない・・・
やりたいことはないかの確認。火を使わない調理など
やりたいことがみつかり趣味活動を始めた。→動くことから食欲が向上→調理も始めるようになった
糖尿病のコントロールがうまくいかない
飲酒・間食多い
同行受診。医師の説明を本人に確認。飲酒・間食について、できることを一緒に考える
医師の指導を家で実行するようになった。正しい知識が得られた。飲酒は自から減らすようになった。
インシュリン単位も減った。
体重過多 買い物はヘルパーさんがしている 食べることでうるさく言われたくない
自宅マンション通路の往復する運動をはじめる。シルバーカーの置き場所を確保した。
体重が少し減少したら、牛乳に入れていた黒砂糖を減らしたり、低脂肪牛乳を購入するなど次々と自分から気をつけるようになった。さらに一人で買い物に行くようになった。


来年度は、特定保健指導の仕事も行うことになると思います。今まで行ってきたことを生かし、栄養士の活動の場所を広げていきたいという気持ちでジタバタやっております。同じように栄養士活動で悩んでいる方、メールしてください。
相談しあえる栄養士! 力はなくても思いは強い! 横のつながりを太くしていきましょう。


 

特定非営利活動法人ぽけっとステーション
埼玉県和光市丸山台1丁目8番4号中村コーポ106
TEL 048-465-8833  FAX 048-465-8838
E-Mail : n-poke184@nifty.com 山口

 

 

 


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