(社)宮崎県栄養士会地域活動栄養士協議会
森川 誠子
*********どげんかせんといかん宮崎! *******
“神話の国宮崎”のイメージから“緑と太陽の国”や“台風銀座宮崎”“陸の孤島宮崎”最近では“キャンプ地宮崎”など、九州のどの位置に存在している県かもはっきり知らない?希薄な所在だった宮崎に、東国原県知事が登場。
最近は殆どの方に宮崎を知って頂くことが出来ました。最も古く、そして最も新しい県です。年間を通して気候温暖なため、食料の自給率アップに貢献している県でもあります。 宮崎県地域活動栄養士協議会は、現在会員83名、8支部で構成しています。
*地域活動栄養士協議会から立ち上げた栄養ケア・ステーション *
地域で顔が見られ、栄養関係のどんな相談にも対応でき、他職種とも連携し、地域社会に貢献することを目的にした栄養ケア・ステーション(CS)の必要性を!と会員の中で語られました。
当時、病院では在院日数の短縮により退院を余儀なくされるケースも多く、今後に不安を抱えながらの生活だとの声がありました。
栄養士のいない診療所等との連携を強く感じていたこともあり、当時の地域活動栄養士協議会長・日高が中心となって栄養CSを立ち上げました。
地栄協会員全員が栄養CSのメンバーとなるため、スキルアップ研修を始め、その後に開始された特定保健指導のための講習会等、丁度栄養CSにとっては追い風の中、活路を見出して行きました。
************ 最近の活動 ***********
栄養士会に依頼される仕事はすべて栄養CSにおろすこととなり、仕事の内容が多様化し行動も広範囲におよび、その対応に苦慮する人が多くなった為、得意分野での活動を推進するために選択枠を導入し、栄養CSへの再登録を呼びかけています。
特定保健指導が20年度より開始されたこともあり、県栄養士会員へ栄養CS登録も推進することにしましたので、地域活動協議会会員だけの栄養CSではなくなりました。
栄養CSの運営は、栄養士会事務局の中で総括を中央リーダーが行い、その他地区リーダーを配置。各事業について相談会等を持ちながら行っています。
活動状況としては、地域活動協議会会員全員が活動をしていく為に、それぞれの事業に精通するエキスパートの存在が不可欠となりました。自分の持ち味を生かし、各会員相互のレベルアップを図ろうと取り組んでいるところです。
その取り組みを4か所紹介します。
******* 各リーダーの取り組みを紹介します *******
◆宮崎総括(中央リーダー:日高 知子)
栄養バランスガイド、健康フロンティア戦略、地域支援事業、高齢者医療保険法、特定健診・保健指導の開始等の事柄を踏まえ、人材配置、栄養相談、講演会、保健指導請負事業など、各事業の企画・立案・開発事業をパワフルになんでもこなす日高リーダー。この人の存在は大きなものになっています。
どんな小さな依頼でも、依頼が来たものは全てOKと答えてしまう。一時は余りの忙しさ故に会員から苦情も多く、登録から外れた人もあった程ですが最近また徐々に戻ってくる状況に。それは、ひとつの達成感? 評価・結果は後からついてくるというのがリーダーの口癖です。
~第22回全国スポーツ・レクレーション祭に参加しました~
『スポレクみやざき2009・皆来んね 笑顔まんかい 神話の国で』のスローガンのもと平成21年10月18日~20日に開催され、全国各地から選手をはじめ関係者、さらに応援の方々をお迎えしました。
栄養CSも健康増進コーナーで食事相談を担当、2日間で330名の方が相談に来られました。
次年度開催県の富山県やその次の栃木県の担当者も多く、あるご高齢の男性(91歳!)は20年間連続して参加されていて、食事管理もきちんとされており、脱帽してしまいました。また、世界マスターズの記録保持者の男性は、「5年前直腸癌の手術、2年前肝臓癌転移で3か月の命と宣告、それでもなお走るのをやめないで生きていますよ」と笑顔満開でした。
◆県北:特定保健指導事業等(県北地区リーダー:黒木直子)
40年間のキャリアを買われ、特定保健指導、出前講座、料理講習、公民館講座、保健センターから依頼の栄養指導や食事調査の分析等、スタッフとともに常に走っています。
行動変容につながる保健指導を研究、会員の指導も怠りません。また、県北料理番組を担当し、地産地消をPRするなどユニークな存在で、会員からの信頼も厚い熱血リーダーです。
◆県南:介護予防事業(大坪良子・杉本香代子)
介護予防制度は、「自立支援」「尊厳の保持」を基本に、大幅な改正の中、新たに「介護予防」が導入され、重度化を防ぐ予防給付が行われています。
宮崎県では歯科医師会・理学療法士会・栄養士会で、「いきいきはつらつとし
た高齢者を目指し、体力づくりと活力を担う栄養改善・口腔機能の向上、さらには運動機能向上」を目的に『いきいきはつらつ介護予防プログラム』を作成しました。このプログラムの特徴は
① 健康カレンダーの活用で継続的な取り組みにつなげる。
② 各市町村で実施している介護予防事業に取り入れることが可能。
③ 運動器具は使用しないので、集団でも自宅でも気軽に取り組める。
ことです。
いきいきはつらつと生きる(サクセスフルエイジング)ためには、どうしたら良いのでしょうか?「毎日おいしく、楽しく食べる♪」それが元気のコツ!
特に介護予防のための食生活について、色々な手法を用いた指導や講話等を行い、各地区より依頼が多くなって忙しい日々を送っています。
研修会でも報告を兼ねて披露しました。
◆県中央:食育(矢野智香子・石田慶子)
「いただきますからはじめよう!みやざきの健全な食生活(基本目標)」
県が平成18年8月に推進計画を策定し、食育推進リーダーの育成・登録を平成20年までに80名行いました。地栄協からは9名が登録。最初に登録したのが矢野達3名でした。
家庭における食育の推進・学校や保育所における食育の推進・地域ぐるみの食育の推進・地産地消の推進等を踏まえ、幼児とその保護者を対象に
① 食事の大切さを伝える。
② 簡単な消化吸収のメカニズムを理解させ、食べ物の重要性を伝える。
③ 実感として感じられる「ウンチ」で自己判断!
④ 食事は、触覚・聴覚・視覚・嗅覚・味覚で楽しむ!
⑤ 我が家の食生活は大丈夫?食生活についての「気付き」になる話題提供
などをコンセプトに活動中です。
当初は我が子の通う保育園、小学校から開始した活動が少しずつ広がり、今や県内から依頼が来るほどになりました。
このような状況下で各会員が活動をしています。
今後ますます多様化するであろう「食」の担い手として、自己研鑽を怠ることなく会員増を目指して頑張りたいと思います。