(社)徳島県栄養士会地域活動栄養士協議会
みぞぶち としえ
溝渕 年重
私の住む徳島県は四国の東部に位置し、阿波踊りはいうまでもなく、日本三奇橋の一つでもある祖谷のかずら橋、大歩危・小歩危。鳴門市と淡路島との間にある鳴門海峡にうずまく渦潮、海がめの産卵地で有名な美波町の大浜海岸などの美しい自然に恵まれています。
徳島県ホームページより
また、農産物の生産も盛んであり、その多くは近畿地方へ出荷されています。
その他、阿波尾鶏、豊かな魚介類や海藻に恵まれ、私たちの活動の中でも、地元の食材を使った料理の依頼が多いようです。
徳島県の地域活動栄養士協議会のメンバーは約70名程ですが、その多くは地域や学校などのそれぞれの職場で非常勤として勤めている方もいる一方、フリーの栄養士と して子供の食育、開業医での栄養相談、料理教室、保健指導等、多方面で活躍しています。
私達の県では、お互いの親睦を深め、知識をより向上させることを目的として、自主的に活動会員として登録し、三月と八月以外、月1回の定例会を開催していま す。
定例会では午前中に調理実習し、試食、献立の検討、午後は勉強会、意見交換等行っています。できるだけ、多くの会員に参加していただきたいので、就学前の子供の参加もOKです。
今回、定例会の内容や21年度に実施した地域活動栄養士協議会としての活動を紹介したいと思います。
■ 4月の定例会です。
午前中は調理実習をしました。
・ 鯛めし
・ しいたけしゅうまい
・ ふきのナムル
・ 人参のかき玉汁
・ いちごムースを作りました。
午後は3月に神戸で行われた全国公衆栄養活動研究会の復命をしながら、意見交換をしました。
■ 5月には総会を行います。
午前中はいつものとおり調理実習をします。今回は県産野菜をたっぷり使ったバランスの良いヘルシーレシピです。
・ 小松菜の混ぜごはん
・ 若鶏と野菜の梅酒煮
・ じゃがいものそぼろ煮
・ レタスのスープ
・ 人参ジャムのゼリー
午後に総会をします。
総会は地域活動栄養士協議会のメンバー全員に案内を出していますので、新規活動会員をお誘いしたり、新しく会員になっていただくための場にもなっています。
総会の後は研修会をします。
本年度は3B体操の先生を招いて、私たちも体を動かしました。
★ おにぎり教室
昭和50年代、米の消費が下降しだした頃、この伝統食を次代の子供たちに残していきたいという意味から、また米消費拡大の一つとして昭和53年から県内の幼稚園を中心に「おにぎり教室」を実施してまいりました。
私達の地域活動栄養士協議会の活動の中では、一番長く続いている活動の一つです。
「おにぎり教室」で作る創作おにぎりは、毎年会員が思考錯誤して考えた作品です。本年度は6月に各自考えたおにぎりを持ち寄り、コンテストを行いました。22作品集まりました。それぞれ、作り方やアピールポイントを説明し、試食もします。
審査方法としては、味・見た目・作り易さ・ネーミングなど5点満点で点数をつけ、上位7作品がその年の「おにぎり教室」で使われることになります。
7月には選ばれた7作品を全員が作れるように、また現場で作ることを想定して検討会が行われます。
おにぎりレシピの裏側にはお米の栄養についてや、朝食の大切さ、噛むことの大切さなど、内容をわかりやすく資料としてまとめます
。
右の写真は実際の幼稚園でのおにぎり教室の様子です。
最初に日本型食生活の大切さや、食事バランスガイドの話をしています。
次におにぎりの作り方の説明をします。
実際に目の前で作りながら説明しています。説明の後、各班に分かれて作っていただきます。おにぎりはお母さん方に作っていただき、そ
の後、親子でいただきます。
この幼稚園で作ったおにぎり
・ りんごの木
・ お昼ねブーちゃん
・ ケロちゃん
・ ウェルかめかめ
・ クリクリ栗ちゃん
★ 米粉レシピの開発
近年米粉の利用が広がるなか、JAより米粉を使った献立の作成を依頼されました。自宅で試作を繰り返し、集まった料理は20品あまり。
小麦粉と違って、米粉の扱いやすい点、扱いにくい点などみんなで意見を出し合いました。
後はみんなで試食です。
■ 9月の定例会では米粉うどんの作り方講習会をしました。
さぬきうどん作りの名人?に来ていただき、指導していただきました。
まずは説明を聞きます。
手でこねたり、たたいたり、のばしたり・・・奮闘しました。
米粉は小麦粉とは扱い方が随分ちがいました。
★ イベントにおける栄養相談
秋には農林水産展などのイベントが開催されます。そこで、体脂肪測定を含め、栄養相談を行っています。徳島県は糖尿病が死亡率が全国1位という県でもあり、県民の食に対する関心も多い中、いろいろな相談にのったり、情報提供の場ともなっています。

★ 野菜をおいしく食べるレシピ集を作成しました。
今までに作成した献立の中から野菜をたくさん使ったおいしいレシピを選び、編集しました。
地域のヘルシーメイトさんたちにも、使っていただいています。
★ 1月は冬の薬膳料理講習会をしました。
会員でもある中医国際薬膳師に指導していただきました。
冬は寒いので、体を冷やし、腎の陽気を損ないやすくなります。そこで、温補、温陽、補腎の作用のある食材や腎の働きを補うものも程よく取り、体調を整えることが大事です。
今回は
・ リンゴ入りカレー
・ ナン
・ アボガドのシーザーサラダ
・ 大根のナムル
・ 黒ごまプリン
・ りんごとさつまいもの2層焼きを作りました。
午後は新年会
渭水苑で和菓子と抹茶をいただきました。