入社してすぐに昼食1500名規模の大型事業所に配属。厨房で実際に調理をすることで、学校で学んだことにプラスで学ぶことが多くありました。学校の実習とは違いメニューが多く、献立作成や発注に苦労したことを覚えています。
人に恵まれた職場でした。研修で不在にすることもありましたが、先生方のサポートや調理員の方の理解、なにより生徒の笑顔に助けられた1年だったように思います。
良い意味で非常に厳しい職場だったので、最初の3か月は泣きながら働いていました(笑)。紙でメモをとることが禁止されていたので、上腕に書いて一日の終わりには腕が黒くなっていたことも。とにかく、仕事を覚えてこなすことに必死になっていました。
研究業務から大学教員になり、仕事の内容が大きく変わって大変でした。大学教員1年目は、学生に理解してもらえる資料づくり等講義の準備に追われました。それとともに、研究や地域貢献活動の立ち上げで忙しくしていました。
厨房業務、献立作成、食材発注業務をおこないました。食事提供までの流れを理解し、治療食の献立展開を考えるのは大変苦労しましたが、その経験は今の栄養指導に活きています。
右も左も分からず、ただひたすら失敗を繰り返して覚えていく毎日でした。
ただ、心がけていたことは(基礎をしっかりと固めるというつもりで)、知らないことを曖昧にせず、わかるまで理解するように努めました(1年が過ぎるのはあっという間でした)。
病院直営の厨房で300食の調理から洗浄まで行いました。朝早い、鍋が重いなど体力勝負の仕事が中心でしたが、このときに、その後の栄養士業務に重要なことをたくさん学びました。