今回は、医療職域を担当する宮崎純一理事が、
職域で推薦をした2講演のおすすめポイントをご紹介します。
菅野先生のご講演では、腎臓病=たんぱく制限の時代ではない!との切り口ではじまり、高齢CKD患者に対する食事療法の視点から、低たんぱく質療法について低栄養・サルコペニアなどに言及しながら説明して下さっています。またエビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018の中で、CKDのステージ進行を抑制するためにCKD患者の療養指導に関する基本知識を有した管理栄養士が介入することを推奨するという文書も示され、医師と管理栄養士が手を組み厳格な管理が必要だとお話ししてくださっています。
徳丸先生のご講演では、栄養管理実践編ということで、透析予防のための栄養管理として、低たんぱく質食(サルコペニア合併CKDにおけるたんぱく質制限の緩和・サルコペニアに関連した栄養アセスメント)、カリウムの管理、食塩制限、代謝性アシドーシスに対する食事介入など私たちが業務を行う上で必用な知識を身につけることができる内容になっています。従来からの栄養管理と最近のガイドラインなどを反映した栄養管理を比較しながら解説いただいています。
透析予防のための栄養・食事指導について基礎から応用まで学べますので、どちらもぜひご視聴ください。