今回は、公衆衛生職域を担当する諸岡歩理事が、
職域で推薦をした2講演のおすすめポイントをご紹介します。
公衆衛生職域では、「認知心理学の知見を活かしたコミュニケーション」と「自己肯定感を高めるための考え方」の2講演を推薦しました。理由は「栄養指導が対象者の行動変容に繋がっているか不安」、「自身の強みに気づくのが苦手」との意見が寄せられたからです。
三宮先生のご講演では、「メタ認知」という言葉の解説に続き、コミュニケーションの失敗をメタ認知の観点から分析し、コミュニケーションの効果を高めるための具体的な事例が紹介されています。栄養指導で対象者の視点に立つためのメタ認知的知識にも触れられており、対象者の行動改善への意欲を高めるためのポイントを学ぶことができます。
駒沢先生のご講演では、自身の強みに着目することで、メンタルヘルスを保つ、人間関係に活かすという視点から、強みに焦点を当てた認知行動療法を中心に強みの理解と活用方法を学ぶことができます。実際に「強み同定尺度」を用いて、60の強みのうち、自分がどの程度当てはまるかをチェックすることで、自分の強みに気づき、その強みを活かす方法や、弱みを強みにかえる方法を知ることができます。
全職域の会員の皆様におススメの講演です。ぜひ、どちらもご視聴ください。