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栄養は支え続ける、2020年夏「予防めし」がスタートします

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(2020年7月15日特設サイトを開しました)

特設サイトはこちら

 (公社)日本栄養士会は、「栄養の日・栄養週間」を通じて、国民の食・栄養の課題を解決するための運動を展開しています。
 ヒトは食事からさまざまな栄養素を体内にとりこみ、その代謝を通じて生命活動を維持しています。栄養素の摂取バランスを乱さず日々を過ごすことは、良好な体調の維持や疾病の予防を導きます。管理栄養士・栄養士は適正な食生活を送るためのヒントや実践方法を、身近にわかりやすく伝える役割があります。

 現在、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の脅威を身近に感じながら「新しい生活様式」を受け入れなくてはいけません。「新しい生活様式」の実践例の中には、「一人ひとりの健康状態に応じた運動や食事、禁煙等、適切な生活習慣の理解・実行」があります。このような状況下で、管理栄養士・栄養士が「食事」について、さまざまな情報を発信することが求められています。
 2020年の「栄養の日・栄養週間」の活動は、栄養と食の「チカラ」で感染症を乗り越えるために管理栄養士・栄養士から国民に向けて情報発信をすることにしました。その1つの取り組みとして、「予防めし」を展開します。

「予防めし」ってなんだろう

<「予防めし」とは>
各種疾患等の予防に役立つ食事

<2020年夏の「予防めし」とは>
免疫機能を低下させないで感染症の予防に役立つ食事

 免疫機能は、多様な成分が複雑な代謝を営むことによって成りたち、その仕組みには、多くの種類の栄養素が関与していることが分ってきました。食事からとる多くの成分が総合的に作用しながら、免疫機能を支えているのです。 ある特定の栄養素や食品に限定するのではなく、いろいろな食品から構成される栄養バランスのとれた食事を継続的にとり、免疫機能に関与する全ての栄養成分を摂取することが大切です。

 今回の「予防めし」は、継続して適正な食生活を送るための一助となるような食事例を具体的に伝えることを目的に2つの提案から構成します。1つ目は、さまざまな栄養素を摂取できるように、「注目栄養素」を示し、その栄養素が豊富に含まれる料理とそのレシピを紹介します。2つ目は、その料理を組み込んだバランスの良い食事を管理栄養士・栄養士が提案します。

<「予防めし」の具体的な考え方>
1.「注目栄養素」が効率よくとれる料理とそのレシピ
 ※注目栄養素とは、1品で下記の表の数値を上回る栄養素(複数可)
2.1.の料理を組み込んだバランスの良い食事(写真、あるいは、献立)

「注目栄養素」とその数値について
(1品1人前あたり)

たんぱく質:13.5 g
食物繊維(総量):3.2 g
カルシウム:113 ㎎
鉄:1.1 mg
ビタミンA(レチノール活性当量):128 μg
ビタミンD:0.9 μg
ビタミンE(α-トコフェロール量):1.1 mg
ビタミンB1:0.2 mg
ビタミンB2:0.2 mg
ビタミンC:17 mg

※1:「注目栄養素」の数値は食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)による「栄養素等表示基準値※2」に基づいて考案しています。「栄養素等表示基準値」の値を1日3食で均等にとると想定し、1レシピの基準としては1食分の1/2量としました。
※2:食事摂取基準を性および年齢階級(18歳以上に限る)ごとの人口により加重平均した値。

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