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2023年度全国栄養改善大会が4年ぶりに対面式で開催!

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 2023年9月27日(水)、「2023年度全国栄養改善大会」が一般社団法人全国栄養士養成施設協会、公益社団法人日本栄養士会の主催、厚生労働省、東京都の後援により、東京都・都市センターホテルで開催されました。

 本大会は、全国各地で栄養改善を推進している管理栄養士・栄養士に焦点を当て、その取り組みですぐれた成果をあげた人や施設を称え、栄養改善に対するいっそうの意欲を感じてもらい、後進の励みと活動目標になることを目的として開催するものです。
 全国から138人の管理栄養士・栄養士が一堂に会する中、日本栄養士会 下浦佳之専務理事による宣言により開会。主催者からの挨拶へと移ります。全国栄養士養成施設協会 滝川嘉彦会長からは、将来の管理栄養士・栄養士のあり方についてお話がありました。
 続いて、日本栄養士会中村丁次会長は海外出張により、当会斎藤トシ子副会長がメッセージを代読。「日本が長寿国となったのは、国民の食生活が豊かになっただけでなく、第二次世界大戦終了後に始まった地道な栄養改善運動の成果であり、栄養学の実践を行う管理栄養士・栄養士を専門職として社会に組み込んでいることが理由に挙げられる。栄養改善の取り組みとその成果をジャパン・ニュートリションという言葉に込めて国内外への発信し、『東京栄養サミット2021』の成果文書(東京栄養宣言)にある『誰一人取り残さない日本の栄養政策』に、日本栄養士会も都道府県栄養士会、自治体、関係団体、企業等と連携し、実現にしっかりと取り組んでいく」と表明しました。

来賓の武見敬三厚生労働大臣、小池百合子東京都知事からの祝辞

 続いて大会は、来賓の武見敬三厚生労働大臣、小池百合子東京都知事の祝辞へ。お二方とも公務につき、武見厚生労働大臣は厚生労働省健康・生活衛生局健康課 栄養指導室 清野富久江室長の代読、小池都知事はビデオメッセージにより、受賞者へのお祝いと会場に集う管理栄養士・栄養士の日ごろの栄養改善活動に対する感謝を述べられました。

全国各地の栄養改善活動の功績を表彰

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 大会は表彰式へと進みます。今年の厚生労働大臣表彰は「栄養改善事業功労者」9名、「栄養士養成功労者」18名、「栄養指導業務功労者」43名、「特定給食施設」17施設が表彰され、各賞の代表者が武見厚生労働大臣に代わり、厚生労働省健康・生活衛生局健康課 栄養指導室 清野富久江室長から各賞の代表者に表彰状が授与されました。
日本栄養士会表彰は、「栄養改善奨励賞」2賞のうち「栄養改善功労賞(荻原賞) 」は3名、「栄養改善奨励賞(森川賞) 」は2名が受賞。
 管理栄養士・栄養士として50年以上活動し、後輩の育成指導に功績のあった54名が「50年業務貢献者」として、また管理栄養士・栄養士として25年以上活躍し、業務に功績があった734名が「25年等業務貢献者」として日本栄養士会 中村丁次会長に代わり、当会 鈴木志保子副会長から表彰を受けました。受賞者全員の列席はかないませんでしたが、1名ずつ名前を呼ばれて席から立ち上がり、代表者の表彰状を受け取る姿を見守る受賞者の方々からは、長きにわたって管理栄養士・栄養士として活動されてきた誇りから凛とした様子が見受けられました。

100歳を祝う「永世栄誉会員」と84歳を祝う「栄養橋寿会員」が新設

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 本年より日本栄養士会表彰に「永世栄誉会員」と「栄養橋寿会員」が設けられました。「永世栄誉会員」は今年100歳を迎えられた会員に、長年、日本栄養士会を支えていただいている感謝とこれまでの功績を称えて贈るものです。第1号受賞者となった、公益社団法人福岡県栄養士会に所属する秋永光子さんのご自宅に日本栄養士会 中村丁次会長と下浦佳之専務理事、福岡県栄養士会 大部正代会長と渡邉啓子常任理事がうかがい、表彰状をお渡しした様子がビデオで上映されました。「思いがけず皆さんに祝っていただいて、うれしいことでございました」と笑顔で話される秋永さん。中村会長の「後輩がたくさん育っていますね」との問いかけに深くうなずかれるお姿に、会場の空気もやわらぐひと時となりました。

 「栄養橋寿会員」は「栄養(えいよう)の日」=「8(エイト)、4(ヨン)」のごろ合わせにちなんで84歳(2022年時の年齢、本年に限り84歳以上も含む)まで会員を続けてこられた方に、長年、日本栄養士会を支えてくださった感謝とこれからのご健康を祈って贈られる賞で、今年は102名が受賞。代表として公益社団法人千葉県栄養士会の石塚スカさんが日本栄養士会 鈴木志保子副会長から表彰を受け、会場から大きな拍手が起こりました。
 続いての表彰は栄養士会活動の充実に努め、会員増に功績のあった7つの県栄養士会に「都道府県栄養士会感謝状」が、新入会員増に貢献のあった3つの県栄養士会に「都道府県栄養士会感謝状―新入会員増―」が贈られました。最後に、今大会の全受賞者を代表して公益社団法人香川県栄養士会の橋本真澄さんが謝辞を述べ、厳粛さとなごやかさが感じられる中、表彰式は終了しました。

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管理栄養士・栄養士の努力が栄養政策を支え、成功へと導く

 今大会を締めくくるのは、日本栄養士会 中村丁次会長の大会宣言(ビデオメッセージ)、「誰一人取り残さない日本の栄養政策に向けて」です。
 中村会長は「東京栄養サミット2021」が開催されて以来、栄養は新しい時代に突入しつつあり、悪化した栄養状態の放置によって成績が低下、労働力も低下、収入が低下、貧困の加速、食糧不足が悪化、という悪循環に陥ることがわかってきたと解説。一方で食べ過ぎによる過栄養の弊害も多く、過栄養と低栄養が一緒に存在する「栄養不良の二重負荷」に世界の多くの人々が悩んでいるが、日本は歴史的に低栄養と栄養過多を解決してきたと指摘します。
日本の栄養改善の歩みは第二次世界大戦終了後、日本政府が国家資格として栄養士制度をスタートさせたことに始まること、その後の栄養士たちの地道な努力、そして高度成長期に起こった食の豊かさに由来する栄養士制度への逆風との闘い、食べ過ぎによる栄養問題改善を念頭に管理栄養士制度がつくられた歴史が語られます。
そして健康長寿と環境問題に話題は移ります。
 今や世界一の長寿国家となった日本。未来に向けて健康で日々の生活を充実させていくために、取り組まなければならないのが環境問題だと提起。先進20か国を対象とした国際的な調査では日本は2番目に人にも地球にも健康な食事をしていると評価されたことを紹介しました。こうした地球にも体にもやさしい食事こそ、これからの食事のあり方であり、今日までの管理栄養士・栄養士の努力が成し遂げた世界でもまれにみる成功例だと述べました。こうした管理栄養士・栄養士の努力に感謝するとともに、元気で長生きをして、これからも人々のために尽くしていただければありがたいと締めくくりました。

 最後に、日本栄養士会阿部絹子常務理事の閉会の挨拶により閉会。閉会後は、表彰状を手に記念撮影をする方々でにぎわい、晴れやかな笑顔とともに都道府県栄養士会の垣根を超えた活発な交流も見受けられるなど、会場は、対面開催ならではの和やかな雰囲気に包まれました。管理栄養士・栄養士の皆さんも受賞を目指し、研鑽に励んでいきましょう。

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