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患者さんの指名が止まない管理栄養士に学ぶ、糖尿病を防ぐ栄養とは?

「栄養の日・栄養週間 2021」レポート ♯02

【特別企画】聴く栄養補給「栄養 Wonder Radio」で、ひきだせ栄養のポテンシャル!(病院管理栄養士編)

DJ:長野美郷さん
パーソナリティー:鈴木志保子副会長(日本栄養士会)
ゲスト:原 純也理事(日本栄養士会常任理事・武蔵野赤十字病院栄養課)

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「栄養の日・栄養週間」を記念して放送された、聴く栄養補給「栄養 Wonder Radio」。特別レポート第2弾では、DJにフリーアナウンサーの長野美郷さん(写真右)、パーソナリティに鈴木志保子副会長(写真左)、そしてゲストには原常任理事(写真中)が登場。「日本人の国民病」とも言われる「糖尿病」と栄養の関係、管理栄養士・栄養士の"お酒事情"に迫ります!

糖尿病の発症は、食べ過ぎだけが問題ではない!?

原理事:糖尿病は生活習慣病のひとつで、「日本人の国民病」と表現されることもあるほど身近な病気です。直近の「令和元年度 国民健康・栄養調査」では、20歳以上で糖尿病が強く疑われる者の割合は男性19.7%、女性10.8%。これは、男性はおよそ5人に1人、女性はおよそ10人に1人が糖尿病の可能性が高いという結果で、過去10年でもっとも高い割合になっています。

長野さん:原さんのお話では、糖尿病のリスクが高まるのは、「食べ過ぎ」だけが問題ではないとのこと。食べ過ぎとともにNGな行動はなにがありのですか?

原理事:①日頃の活動量が少ない、②偏食、③夜遅い時間に食べる、が挙げられます。活動量の低下は、日々の生活に慣れ過ぎてしまって、思い当たらないかもしれませんが、たとえば電話。以前は、電話が鳴ったら電話がある所まで歩いていましたが、今は動かずに手元で操作できてしまいます。テレビや電気も同じ。歩かなくても、リモンコン1つでいろいろなことが解決できてしまいます。自転車も電動付きになり、運動の負荷が軽くなりました。こうした一つひとつの積み重ねで、活動量全体が減っていて、人々のエネルギー消費量が少なくなっています。

長野さん:なるほど、ほんとうですね。

原理事:②の偏食についても習慣化して無意識にそう行動していて、自分では気がつきにくいかもしれません。一度、食べたものを2〜3日記録してみると、びっくりする人もいるでしょう。毎日同じようなお菓子を午前も午後も食べていたり、仕事が忙しく手っ取り早く食事を済ませようとすると、似たような料理ばかりを選んでいたり。摂取している栄養素が偏ると、必要なビタミン・ミネラルが足りずに代謝が低下して、太りやすい身体になります。そして、③の24時間営業のコンビニエンスストアやスーパーが身近にあるのは、とても便利ですが、いつでも食べたいものが手に入る環境は、太りやすい環境とも言えます。「時間栄養学」と言われる研究がありますが、夜遅い時間に食べると、身体に栄養をため込みやすくなり、糖尿病のリスクが高まります。

長野美郷さんも驚いた、管理栄養士・栄養士の"お酒事情"

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長野さん:できるだけ食べたいものを我慢せずに、ストレスを抱えずに、糖尿病を予防する方法はあるのでしょうか?

原理事:実は私も、焼肉とビールが大好きなのです! 管理栄養士・栄養士であっても、お酒が好きな人は大勢いますし、コロナ禍以前は管理栄養士・栄養士の集まりで飲み会もよくありました。管理栄養士・栄養士が大切にしているのは、好きなものを食べたり飲んだりする頻度と量を気にかけること。たとえば1か月で焼肉とビールの回数をあらかじめ決めておいたり、ダラダラと食べたり飲んだりし続けないようにしています。

鈴木副会長:私はラーメンが好きで、90歳になってもラーメンを食べたいからこそ、日頃ラーメンを食べる頻度を制限しています。今からしょっちゅうラーメンを食べていたら、何か病気になる可能性が高くて、90歳では食べられないかもしれないから! そして、飲み会の翌日や翌々日に体重計に乗るのは怖いけど、必ず欠かさずに体重のチェックを忘れずに。

管理栄養士・栄養士の大好物やお酒との上手な付き合い方は、「栄養 Wonder Radio」でより詳しく聴くことができます。番組DJの長野美郷さんも、管理栄養士・栄養士の予想外の食生活の楽しみ方に驚きの連続、必聴です!

■「栄養 Wonder Radio」を聴いてみる
■「栄養の日・栄養週間 2021」特設サイトはこちら

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