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【お知らせ】令和3年度障害福祉サービス等報酬改定に向けて厚生労働省へ要望書を提出

 公益社団法人日本栄養士会(代表理事会長:中村丁次)は、令和3年度障害福祉サービス等報酬改定に向け2020年10月29日(木)に厚生労働省障害保健福祉部長へ「令和3年度障害福祉サービス等報酬改定に係る要望書」を提出しました。
 障害者総合支援法の再編により、障害者の地域支援体制が充実強化され、入所及び通所施設は地域の重要な支援拠点となり、栄養・食支援のニーズも高まっています。また、障害がある方は、栄養や食生活について多様な問題を抱えていますが、現代日本の栄養問題である「栄養不良の二重負荷」(肥満とやせ)についても大きな問題となっています。
 これらの問題の解決のため、管理栄養士・栄養士が多職種と協働、連携して、適切な栄養ケア・マネジメントを行い、障害者自身が望む生活を送れるよう、引き続き栄養・食生活を通した支援を行うことを目指し、以下の事項について要望しました。

【令和3年度障害福祉サービス等報酬改定で要望する事項】
1.障害児者の重度化・高齢化を踏まえた地域移行・地域生活の支援における栄養ケアの更なる推進と管理栄養士業務の適正な評価
(1)福祉型障害児入所施設及び障害者支援施設に栄養ケア・マネジメント専従の管理栄養士を配置した場合の基本報酬額の引き上げを要望(拡充)
(2)障害者支援施設における経口維持加算の報酬額及び算定要件について、介護報酬と同様にプロセス及び口腔機能を踏まえた経口維持の評価に見直すとともに、介護報酬額並みの上乗せを要望(再編・充実)
(3)福祉型障害児入所施設において、多職種によるミールラウンド及びカンファレンスによる栄養支援を行った場合の評価として、障害者支援施設と同様の算定要件及び報酬額を要望(新設)
(4)福祉型障害児入所施設及び障害者支援施設において、入退所時(再入所時を含む)に栄養情報提供書を発行した場合の報酬を要望(新設)

2.障害児通所事業所(児童発達支援)及び障害者通所事業所(生活介護)において、管理栄養士が栄養ケア・マネジメントを実施した場合の報酬上の評価

<関連ページ>
■管理栄養士・栄養士に係る介護報酬のページを見る
■栄養ケア・ステーションについて詳しく見る
■管理栄養士・栄養士の役割拡大(過去の要望書や意見等の提出)を見る

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