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【活動報告】JDA-DAT埼玉「埼玉県大規模地震時医療活動訓練」に参加

 JDA-DAT埼玉は、2024年9月28日(土)にさいたま市の埼玉県危機管理防災センターで行われた「⼤規模地震時医療活動訓練(避難所対応訓練)」に参加しました。

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 「大規模地震時医療活動訓練」は、埼玉県と国が連携して、首都直下地震を想定した医療活動に関する総合的な実動訓練として、2019年9月以来5年ぶりに開催されました。

●開催概要
⼤規模地震時医療活動訓練(避難所対応訓練)
・期日:2024年9月28日(土)8:30~13:00
・場所:埼玉県危機管理防災センター(さいたま市浦和区仲町3-5-8)
●参加メンバーのコメント
 今回の訓練では、①発災から避難所が開設されて避難所状況の第1報から必要な支援をアセスメントすること、②アセスメントや報告にはいろいろな様式があることがわかりました。この訓練を活かし、今後のJDA-DATの研修でも、演習にアセスメントや聞き取りなどを取り入れていきたいと思います。また、他職種の方々に、災害時のJDA-DATの活動、管理栄養士・栄養士の役割を周知することができ、有意義な訓練でした。

訓練内容は下記の通りです。

・被災想定条件
災害発生:前日9月27日(金)11時
災害状況概要:
 東京湾北部地震、さいたま市は震度6弱
 地域住民や観光に訪れていた人々が近隣の避難所へ避難
 地割れが多く、通れない道多数
 ライフライン:電気〇、上下水道×、ガス×

 まず、全国DMAT(災害派遣医療チーム:Disaster Medical Assistance Team)による訓練の概要説明の後、訓練が開始されました。

1.想定避難所について、行政の方から状況を聞き取る訓練
施設・避難所等ラピットアセスメントシート(OCR対応様式)を用いて、避難所管理者に被災状況を聞き取りながらシートへ記入し、想定避難所についてのアセスメントと問題点を抽出し、本部へ報告する項目について発表する(団体ごと)

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2.避難所医療活動訓練
①コメディカルは、避難所診療録を用い、避難者の聞き取りを実施(各想定あり)し、DMATの業務調整員へ報告
業務調整員は、情報を整理し、ホワイトボードへまとめていく
②医師が実施した避難所の状況調査に基づき、各避難者を順番で診察(20名)し、トリアージを行う
③トリアージ後、DMATが、搬送の必要有無とその手配について等を調整し、民間救急が到着して搬送される(一度全員集合し、医師から緊急性のある避難者についての説明等あり)

訓練では、突然、避難者にアレルギーがある、まんじゅうが食べたい等の要望、トイレ、腹痛、胸痛の訴えなどの状況が展開され、各々対応を行っていきました。

JDA-DATとしては、下記例題の訓練を行いました。
① 避難者の情報(小麦アレルギー)の聞き取り
→本人へ、普段食べているものから除去の程度を聞き取り
→DMATに聞き取り調査の内容を報告
→対策本部のJDA-DAT担当に、情報を伝える
②災害支援ナースからの情報(義歯が使えず、避難所の食事は咀嚼が出来ないという訴えの避難者あり)の聞き取り
→災害支援ナースへの聞き取り
→JDA-DATで扱う特殊栄養食品で対応可能と思われることをDMATに報告
→対策本部のJDA-DAT担当に情報を伝える

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 その他、参加者全員が、避難所で使用する段ボールベッドの組み立てとラップポン(トイレ)の組み立てを体験しました。また、会場内にJDA-DATトーアス号を展示し、JDA-DATメンバーが、他職種の参加者に対し、特殊栄養食品ステーションの説明をしました。
最後は、各自で危機管理防災センターにて実施されていた本部調整訓練を見学し、1日の訓練は終了しました。

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