【厚生労働省】「熱中症予防のために」を呼びかけ
2016/05/24
ニュースのポイント
- 室内の温度調節と、こまめに水分・塩分補給をすることを注意喚起
- 吸湿性・速乾性のある衣服の着用で、体の蓄熱を避ける工夫も紹介
- 自力で水が飲めない場合には、すぐに救急車を!
気温が高い日が続くこれからの時期に向けて、厚生労働省では「熱中症予防のために」と題したリーフレットを作成した。暑さを避ける工夫、こまめに水分・塩分を補給する必要性、熱中症の症状、熱中症が疑われる人を見かけた場合の対処法などについて、分かりやすくまとめられており、保健所や医療機関、福祉施設、事業所などで活用できるようになっている。高齢者や子ども、障害者・障害児は、特に注意が必要である。
暑さを避けるには扇風機やエアコンで温度調節をするほか、吸湿性・速乾性のある通気性のよい服を着用したり、保冷材などで体を冷やす工夫を紹介。気温、湿度、輻射(放射)熱から算出される暑さの指数「WBGT値」については環境省のホームページ「熱中症予防情報サイト」で確認できるので、参考にするように呼びかけている。
熱中症が疑われる人を見かけた場合には、エアコンの効いた室内や風通しのよい日陰などに避難させ、首の回りや脇の下などを冷やすほか、水分・塩分・経口補水液などを補給することを挙げ、自力で水が飲めない状態や意識がないような重症の場合にはすぐに救急車を呼ぶ必要があると啓発している。
このリーフレットは厚生労働省ホームページよりダウンロードができる。