【文部科学省】日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2016年を公表
2017/01/10
ニュースのポイント
- 最近では、5年ごとに策定される食品成分表。収載値が 決定した食品について、成分表2015年版(七訂)を追補する食品成分表として追補2016を公表。来年以降も同様に策定する予定
- 日本人の伝統的な食文化を代表する食品、健康志向を反 映した食品、現在の食生活の中で食べる機会が増えた食品等、45食品を収載
- 新しい成分項目としてナイアシン当量が追加
平成28(2016)年12月、文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会は「日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2016年(以下「追補2016」という。」を公表した。
食品成分表は、最近では5年ごとに策定されているが、利用者の便宜を考え食品の成分に関する情報を速やかに公開する観点から、収載値が決定した食品について成分表2015年(七訂)を追補する食品成分表として追補2016を公表することとした。来年以降も同様に策定する予定。
追補2016の見るべき大きなポイントは、次の4つ。
①日本人の伝統的な食文化を代表する食品、健康志向を反映した食品、現在の食生活の中で食べる機会が増えた食品等、45食品を収載
②本表(いわゆる一般成分表)のほか、3つの組成成分表(アミノ酸成分表、脂肪酸成分表、炭水化物成分表)の追補も策定し併せて収載
③新成分項目としてナイアシン当量を追加(日本人の食事摂取基準(2015年版)のナイアシンの数値は、ナイアシン量ではなくナイアシン当量である)
④冊子版の資料には、成分表2015年版(七訂)および追補2016の全収載食品のエネルギー換算係数、窒素ーたんぱく質係数およびナイアシン当量を収載