【文部科学省】日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2017年を公表
2017/12/22
ニュースのポイント
- 最近では、5年ごとに策定される食品成分表。収載値が 決定した食品について、成分表2015年版(七訂)を追補する食品成分表として追補2017を公表
- 消費量が多い食品や、国民の関心が高い食品など新規食品を含め148食品を収載
- 重要食品の微量成分(ヨウ素等)を初めて確定
文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会は、12月22日(金)、「日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2017年(以下「追補2017」という。」を公表した。
食品成分表は、最近では5年ごとに策定されているが、利用者の便宜を考え食品の成分に関する情報を速やかに公開する観点から、収載値が決定した食品について成分表2015年(七訂)を追補する食品成分表として、昨年初めての追補として「追補2016」を公表した。
昨年に続いて公表された追補2017では、新規食品を含め148食品が収載されている。ポイントは大きく以下の4つ。
①本表(いわゆる一般成分表)について、消費量が多い食品や国民の関心の高い食品の主要成分項目を拡充
・かつお(春獲り)、にしまあじ、みなみまぐろ(赤身、脂身)などの魚介類、各種のハム類・ベーコン類・ソーセージ類などの加工肉類、上白糖などの砂糖類といった重要食品の微量成分(ヨウ素等)を初めて確定。
・日常食べられている調味料のうち、お好み焼きソース、マヨネーズ(全卵型、卵黄型)、トマトケチャップなどについて、成分値を全面的に変更。脂質を新しい分析法で再分析し、こういか、かき、たらばがにといった魚介類の値をより信頼度の高い値に変更
②新規食品等を新たに分析し収載
<新規収載例>
・消費量の多い食品(冷凍ほうれんそう(ゆで、油いため)、さくらえび、みずだこ、かきフライ、ぽん酢しょうゆ、料理酒)
・国民の関心が高まっている食品(にほんじか(ほんしゅうじか・きゅうしゅうじか))
③本表のほか、3つの組成成分表(アミノ酸成分表、脂肪酸成分表、炭水化物成分表)の追補も策定し、併せて収載
④冊子の資料編には、本表のデータ由来一覧を収載
日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2017を見る
日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2016を見る
日本食品標準成分表2015年版(七訂)を見る