【厚生労働省】特定健診・特定保健指導に関するQ&A集を公表
2018/05/16
ニュースのポイント
- 特定健診・特定保健指導の実施の過程で生じた質問・指摘を「Q&A集」にまとめて掲載
- 対象者や実施方法、実施計画、予算補助、外部委託等、約150の質問に対する回答
- 必要に応じて追記・修正等が行われるため、こまめにQ&A集の確認を
厚生労働省は、平成30(2018)年度から平成35(2023)年度の第3期特定健康診査等の実施計画期間のための「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き」、「特定健康診査等実施計画作成の手引き」(いずれも第3版)に関するQ&A集をまとめ、同省のホームページで公表した。このQ&A集は、特定健康診査・特定保健指導の実施の過程で関係者等からの指摘や、周知すべき事項が生じた際に、必要に応じて追記・修正等が行われ、随時ホームページで公開されることになっている。
第3期のQ&A集は、1.特定健康診査について(対象者について、健診項目について、他の法令に基づき行われる健康診断との関係について、階層化について、他の健診・検診との共同実施、その他)、2.特定保健指導について(実施方法について、対象者、その他)、3.特定健康診査等実施計画について、4.特定健康診査等の実施に係る予算補助について(予算補助について、負担<補助>金の交付基準について)、5.特定健診・特定保健指導の外部委託について(外部委託、集合契約、機関番号登録について)、6.データについて、7.自己負担分の医療費控除の取扱いについて、8.その他(保険者協議会、小規模保険者、へき地、研修)の各項目に分かれて、約150の質問と回答が掲載されている。
腹囲の簡易な測定方法についての補足や、車いすを使用している人の身長や腹囲の測定方法等も示されている。想定外の対応が迫られた際には現場で自己判断をせずに、必ずQ&A集も含めて確認をしたうえで実施し、受診者の不利益にならないように心がけたい。
なお、第2期までに盛り込まれていた質問については、第2期Q&A集に別途掲載されている。