【厚生労働省】平成30年「国民健康・栄養調査」の結果を公表
2020/01/16
ニュースのポイント
- 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得ることを目的としている
- 平成30年調査では、毎年実施している基本項目に加え、所得等社会経済状況と生活習慣等に関する状況を重点項目として調査
- 所得により生活習慣や食生活に差
厚生労働省では、平成30年11月に実施した「国民健康・栄養調査」の結果を取りまとめ公表した。平成30年調査では、毎年実施している基本項目に加え、所得等社会経済状況と生活習慣等に関する状況を重点項目とし、その状況を把握している。
調査結果のポイントは4つ、「生活習慣等に関する状況を所得別に比較すると有意な差」、「就業時間が週に1~39時間の者は男女ともに健診未受診者の割合が高い」、「栄養バランスのとれた食事をしている者の割合は4割超だが、所得別では差がみられる」、「加熱式たばこ等の喫煙状況を今回初めて把握。また、受動喫煙の状況については改善傾向」が挙げられた。
所得と生活習慣等に関する状況については、「現在習慣的に喫煙している者の割合、健診未受診者の割合、歯の本数が20歯未満と回答した者の割合は、世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、男女ともに200万円未満の世帯員で有意に高い」、「歩数の平均値は、世帯の所得が600万円以上の世帯員に比較して、男女ともに200万円未満の世帯員で有意に少ない」(ともに、平成 30 年国民健康・栄養調査結果の概要6ページ表2参照)などとしている。