【日本高血圧学会】高血圧治療ガイドライン改訂
2019/05/13
ニュースのポイント
- 5年ぶりにガイドラインの改訂がされた
- 高血圧の基準値に変更はなく140/90mmHg
- 一般成人、高齢者、冠動脈疾患患者の降圧目標を厳格に変更
日本高血圧学会は5年ぶりに改訂となる「高血圧治療ガイドライン2019」を発表、4月25日に発刊された。2000年以降、5年ごとに改訂をしており、今回で第5版となる。
2019年版での高血圧の基準値には変更なく、診察室血圧140/90mmHgで、家庭血圧135/85mmHgである。しかし、合併症のない75歳未満の成人の降圧目標は130/80mmHg未満とするなど、一般成人、高齢者、冠動脈疾患患者の降圧目標を厳格に変更された。
また、治療の基本は生活習慣の修正とし、リスク層別化により低・中等リスクに分類された患者が降圧薬治療で140/90mmHg未満になった場合には、生活習慣の修正を強化して130/80mmHg未満を目指すとした。