【農林水産省】「令和元年度食育白書」公表される
2020/06/24
ニュースのポイント
- 「令和元年度食育推進施策」(令和元年度食育白書)が公開
- 特集「若い世代を中心とした食育の推進」では食の循環において若い世代が中心となって取り組んでいる事例を紹介
- 朝食を欠食する子供の割合、朝食を欠食する若い世代の割合など目標を達成できていない項目がある
農林水産省は6月16日(火)、令和元年(2019)度に全国で講じられた食育を推進するための施策についてまとめた「令和元年度食育推進施策」(令和元年度食育白書)を公表した。
2020年度まで「第3次食育推進基本計画」をもとに食育の施策が進められているが、その基本的な方針として(1)若い世代を中心とした食育の推進、(2)多様な暮らしに対応した食育の推進、(3)健康寿命の延伸につながる食育の推進、(4)食の循環や環境を意識した食育の推進、(5)食文化の継承に向けた食育の推進、の5つが重点課題となっている。
「令和元年度食育白書」では、第3次食育推進基本計画の重要課題の1つである「若い世代を中心とした食育の推進」を特集し、食料の生産から消費に至る食の循環において、若い世代が中心となって取り組んでいる事例を紹介している。そのほか、第3次食育推進基本計画に掲げた事項の具体的な取組状況についての事例紹介、「第3次食育推進基本計画」で掲げた目標値の令和元年度における進捗状況等についてまとめられている。
各目標値の進捗状況においては、朝食を欠食する子供の割合(目標値:0%)は4.6%、朝食を欠食する若い世代の割合(目標値:15%以下)は25.8%など依然として達成ができていない項目がある。
農林水産省のホームページでは「令和元年度食育白書」の全文が公表されているほか、同省が実施した「若い世代の食事習慣に関する調査結果」も公表されている。