【WHO】「2021年に注目すべき10の世界的な健康課題」を発表
2021/01/06
ニュースのポイント
- WHOがCOVID-19の脅威を前提にした2021年の10の健康課題を提唱
- COVID-19との戦いと並行して既存の健康システムの修復と強化が重要としている
- 10の課題のなかには、管理栄養士・栄養士も注目すべきキーワードも
WHO(世界保健機関)は2020年12月24日(木)に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との戦いを前提とした2021年における世界の健康課題を発表した。COVID-19の拡大により脅威にさらされている既存の健康システムを修復および強化するために迅速に行動する必要があるとしている。また、各国がパンデミックやその他の緊急事態への備えを強化するのを支援するよう努める観点が含まれている。
1.世界的な健康の安全のために世界的な連帯を築く
2.COVID-19検査、医薬品、ワクチンの普及をスピードアップする
3.すべての人の健康を促進する
4.健康の不平等への取り組みを進める
5.科学とデータに関するグローバルなリーダーシップを提供する
6.感染症への取り組みを強化する
7.薬剤耐性との戦いを強化する
8.非感染性疾患(NCDs)とメンタルヘルスの予防と治療
9.よりよい世界に向けて再構築する
10.個人、社会、国家、国際機関が協調行動を行なう
管理栄養士・栄養士においても、「プライマリヘルスケアの実施と展開」、「NCDsを持つ人々におけるCOVID-19に対しての脆弱性」、「世界中の栄養と食品システムを改善するための取り組み」、「9月に国連事務総長が開催するフードシステムサミット」など注目すべきキーワードが並んでいる。各活動先でも、その対応について参考にしたい。