【厚生労働省】「令和2年簡易生命表」を公表
2021/08/19
ニュースのポイント
- 厚生労働省が「令和2年簡易生命表の概況」を公表
- 生命表は「完全生命表」と「簡易生命表」の2種類が作成・公表されている
- 男女とも日本人の平均寿命は過去最高を更新した
厚生労働省は、2021年7月30日(金)に「令和2年簡易生命表」を公表した。
「令和2年簡易生命表」は、日本にいる日本人について、2020年(令和2年)1年間の死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、各年齢の人が1年以内に死亡する確率や、平均してあと何年生きられるかという期待値などを、死亡率や平均余命などの指標によって表したもの。
0歳の平均余命である「平均寿命」は、すべての年齢の死亡状況を集約したものであり、保健福祉水準を総合的に示す指標である。
厚生労働省では、生命表として「完全生命表」と「簡易生命表」の2種類を作成・公表している。「完全生命表」は、国勢調査による人口(確定数)と人口動態統計(確定数)による死亡数、出生数を基に5年に1度作成し、「簡易生命表」は、人口推計による人口と人口動態統計月報年計(概数)による死亡数、出生数をもとに毎年作成している。
結果のポイントは3つ。
・男性の平均寿命は81.64年となり、過去最高(2019年の81.41 年)を更新
・女性の平均寿命は87.74年となり、過去最高(2019年の87.45 年)を更新
・平均寿命の国際比較においては、各国で作成方法が異なることから厳密な比較は困難であるが、 厚生労働省が入手した資料の中では、日本人の平均寿命は男性が第2位、女性が第1位となっている
詳細は、下記リンクより「集計結果 結果の概要」を参照のこと。