【総務省】「統計からみた我が国の高齢者」を公表
2022/09/22
ニュースのポイント
- 総務省統計局は「敬老の日」にちなみ、「統計からみた我が国の高齢者」を公表
- 資料は「高齢者の人口」と「高齢者の就業」の2つの観点から構成されている
- 日本の高齢者人口の割合は世界で最高であり、高齢就業者数は18年連続で増加
総務省統計局では、「敬老の日」にちなみ、2022年9月18日(日)に我が国の65歳以上のすがたについて取りまとめた「統計からみた我が国の高齢者」を公表した。
1.高齢者の人口
・総人口が減少する中で、高齢者人口は3627万人と過去最多、総人口に占める割合は29.1%と過去最高
・日本の高齢者人口の割合は、世界で最高(200の国・地域中)
2.高齢者の就業
・高齢就業者数は、18年連続で増加し、909万人と過去最多
・高齢者の就業率は25.1%で前年と同率、65~69歳は初めて50%超え
・就業者総数に占める高齢就業者の割合は、前年と同率の13.5%で、過去最高
・高齢就業者は、「卸売業,小売業」や「農業,林業」などで多い
・高齢の非正規の職員・従業員は10年前に比べ225万人増加し、その割合は6.3ポイント上昇
・非正規の職員・従業員についた主な理由は、男女とも「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最多
・日本の高齢者の就業率は、主要国の中でも高い水準
・高齢就業者数は2021年8月から2022年5月まで減少傾向で推移
統計局より公表されている資料では年次比較など詳細がまとめられている。また、高齢化の状況や施策については内閣府による年次報告書「高齢社会白書」(2022年6月14日公表)も併せて確認されたい。
■統計局トピックスNo.132「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」を見る(総務省)
■「高齢者白書」を見る(内閣府)