【農林水産省】「食育に関する意識調査報告書(令和4年3月)」を公表
2022/05/26
ニュースのポイント
- 農林水産省は、2022年3月に「食育に関する意識調査報告書(令和4年3月)」を公表
- 「食育に関する意識調査」は、食育に対する国民の意識を把握し、今後の食育推進施策の参考とすることを目的に毎年実施
- 2021年度調査は全国20歳以上の5,000人を対象とし、調査項目は10項目
農林水産省は、2022年3月に「食育に関する意識調査報告書(令和4年3月)」を公表した。
「食育に関する意識調査」は、食育に対する国民の意識を把握し、今後の食育推進施策の参考とすることを目的に毎年実施されており、その調査結果は年度ごとにまとめられてる。
2021年度の調査は2021年11月24日(水)~12月19日(日)の期間に、全国20歳以上の5,000人を対象として行われた。調査項目は、下記10項目。
(1)食育への関心、(2)現在の食生活、(3)共食の状況、(4)生活習慣病の予防や改善に関する実践状況、(5)食文化、(6)農林漁業体験、(7)環境への配慮や産地・生産者を意識すること、(8)食品の安全性、(9)「食事バランスガイド」、(10)「日本型食生活」
調査結果の概要の抜粋は、以下の通り。
・食育という「言葉を知っていた」人の割合は86.6%。
・食育への関心度について「関心がある」人の割合は79.6%。
・生活習慣病の予防や改善のために、普段から適正体重の維持や減塩等に気をつけた食生活を「実践している」人の割合は64.1%。
・郷土料理や伝統料理等、地域や家庭で受け継がれてきた料理や味、食べ方・作法等の食文化を受け継ぐことは「大切だと思う」人の割合は88.0%。
・「食事バランスガイド」を『認知している』人の割合は71.2%。
・「日本型食生活」を「実践している」人の割合は69.8%。
これらの調査結果を詳しく知り、対象者のニーズを理解することで、管理栄養士・栄養士によるさらなる食育の推進が期待されている。詳細な結果については下記を参照。