【国立成育医療研究センター】コロナ禍で医療従事者のビタミンD欠乏が顕著との調査報告
2022/05/26
ニュースのポイント
- 国立成育医療研究センターは、コロナ禍で医療従事者のビタミンDの欠乏が顕著にみられたとの調査報告を発表
- 新型コロナウイルス感染症患者受け入れ病院のハイリスク医療従事者を対象に調査
- 医療従事者だけでなく長期間の屋内生活をしている人は、適度な日光浴もしくはビタミンDの補充が重要である可能性を示唆
国立成育医療研究センターの「ナショナルセンター職員における新型コロナウイルス感染症の実態と要因に関する多施設共同観察研究」グループは、コロナ禍において医療従事者のビタミンDの欠乏が顕著にみられたとの調査結果を報告した。これは、感染者の易感染性や重症化要因を評価する目的で、新型コロナウイルス感染症患者受け入れ病院である国立成育医療研究センターのハイリスク医療従事者361人(男性87名、女性274名)を対象として2021年3月1日(火)~5日(日)に調査を行った結果。
ビタミンD欠乏は免疫を低下させる可能性があるだけでなく、屋内生活が続くことによる運動不足により骨刺激が不足することで骨粗鬆症のリスクとなる可能性がある。医療従事者だけでなく、長期間の屋内生活をしている人は、適度な日光浴もしくはビタミンDの補充(食事、サプリメント、薬剤等)が重要である可能性を示唆している。
詳細は、下記を参照。