【文部科学省】令和3年度学校給食実施状況等調査結果を公表
2023/02/08
ニュースのポイント
- 文部科学省が全国の学校給食の実施状況、給食費の状況を発表
- 中学校、中等教育学校(前期課程)および特別支援学校で実施率増加
- 保護者が負担する給食費の平均月額はわずかに増加
文部科学省は2021年5月に実施した学校給食の実施状況等についての調査の結果を公表した。この調査は隔年、学校給食の実施状況、学校給食費の状況、主食の実施状況等を明らかにし、今後の学校給食及び食に関する教育の充実のための施策の企画・立案に必要な基礎データを得ることを目的に、学校給食を実施している国公私立の小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校(前期課程)、特別支援学校および夜間課程を置く高等学校を対象に行われている。
給食実施率は、小学校で99.0%、中学校で91.5%、義務教育学校で98.7%、中等教育学校(前期課程)で64.8%、特別支援学校で89.3%、夜間定時制高等学校で66.1%。主食とおかずおよびミルクから成る「完全給食」を実施している割合は全体で94.3%であった。実施率については中学校、中等教育学校(前期課程)および特別支援学校において、前回調査時(2018年)より増加している。
また、主食にご飯を提供する「米飯給食」を実施している学校は100%で、週当たりの平均実施回数は3.5回となった。
公立の小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校(前期課程)、特別支援学校、夜間定時制高等学校及び共同調理場における学校給食調理員数は、39,393人、非常勤職員の比率は46.9%であった。
公立の小学校、中学校において、学校給食費の保護者負担額の平均月額は、小学校で4,477円(年192回)、中学校で5,121円(年188回)。2018年度調査に比べて微増となった。