【文部科学省・厚生労働省・経済産業省】「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」を一部改正
2023/03/28
ニュースのポイント
- 「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」を一部改正
- 主な改正点は、用語の定義の見直し、指針の適用範囲の見直し等
- 2023年7月1日から施行される
文部科学省、厚生労働省、経済産業省は「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」を一部改正し、2023年3月27日に告示を行った。
人を対象とする生命科学・医学系研究については「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」により、その適正な実施が図られてきた。デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律の一部の規定が2023年4月1日に施行されることに伴い、また、「生命科学・医学系研究等における個人情報の取扱い等に関する合同会議」における議論等を踏まえ、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針の一部を改正する件」について告示を行った。なお、本件は本年7月1日から施行される。
主な改正点は次の通り。
(1)用語の定義の見直し
(2)指針の適用範囲の見直し
(3)インフォームド・コンセント等の手続の見直し
(4)オプトアウト手続の見直し
(5)外国の研究機関に提供する場合の通知事項等の見直し
なお、改正前の指針及びそれ以前の指針(廃止前の疫学研究に関する倫理指針、臨床研究に関する倫理指針、ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針又は人を対象とする医学系研究に関する倫理指針)の規定により、実施中の研究については、個人情報保護関連法令及びガイドラインの規定が遵守される場合に限り、なお従前の例によることができるとされている。
■「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の一部改正の報道を見る(文部科学省)
■文部科学省ライフサイエンスの広場 生命倫理・安全に対する取組を見る(文部科学省)