【厚生労働省】第4期特定健診・特定保健指導に向けて手引き、プログラムを公開

　厚生労働省は2024年度（令和6年度）から始まる第4期特定健診・特定保健指導に向け、2023年3月31日（金）に、特定健診及び特定保健指導の実施に関する基準を改正、「特定健康診査等実施計画作成の手引き（第4期）」「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き（第4版）」をホームページに公表した。また、「標準的な健診・保健指導プログラム（令和6年度版）」を公開。適用開始の2024年度に向け、各保険者では実施計画の策定が進められる。
　特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引きは、保険者や委託先となる健診・保健指導機関が留意すべき点についてまとめられており、標準的な健診・保健指導プログラムは、特定健診・特定保健指導に関わる者が理解しておくべき基本的な考え方や実施する際の留意点等を示されている。

　特定健診では、中性脂肪の判定値について随時中性脂肪が追加されたほか、喫煙や飲酒に関する質問項目などが見直された。また、特定保健指導では、アウトカム評価を導入。主要達成目標を腹囲2cm・体重2kg減とし、生活習慣病予防につながる行動変更や腹囲1cm、体重1kg減をその他の目標として設定。プロセス評価についても見直された。そのほか、ICT活用推進についても盛り込まれた。
　第4期（2024年度以降）における改正点は、「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き」の冒頭に掲載されているので、ぜひ確認されたい。

■特定健診・特定保健指導についてを見る（厚生労働省）
■特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き（第4版）を見る（厚生労働省）
■標準的な健診・保健指導プログラム（令和6年度版）を見る（厚生労働省）