【厚生労働省】高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施「高齢者の保健事業 基礎資料集」がアップデート
2023/05/16
ニュースのポイント
- 一体的な実施は2024年度までに全市町村において実施することが求められている
- 2023年3月には2022年度に行われた「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施に係る実施状況調査」の報告書を公開
- 調査結果を盛り込み「高齢者の保健事業 基礎資料集」がアップデートされた
厚生労働省では、高齢者の心身の多様な課題に対応し、きめ細かな支援を実施するため、後期高齢者の保健事業について、後期高齢者医療広域連合と市町村の連携内容を明示し、市町村において、介護保険の地域支援事業や国民健康保険の保健事業との一体的実施に取り組んでいる。
この度、2022年度に行われた高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施に係る実施状況調査結果を盛り込み、「高齢者の保健事業 基礎資料集」がアップデートされた。また、高齢者保健事業の実施計画(データヘルス計画)の策定の手引きの改定など情報が更新されている。
一体的実施については、2019年5月29日の「第2回2040年を展望した社会保障・働き方改革本部」において、「誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現」のための3本柱の一つとして策定された「健康寿命延伸プラン」において2024年度までに全ての市町村において実施することが求められている。
市町村に従事する管理栄養士・栄養士においては、基礎資料集や調査報告書を参考にされて、ぜひ積極的に取り組んでいただきたい。
■高齢者の保健事業 基礎資料集(厚生労働省)
■高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施に係る実施状況調査報告書(厚生労働省)
■高齢者保健事業の実施計画(データヘルス計画)策定の手引き(厚生労働省)
■第2回2040年を展望した社会保障・働き方改革本部 資料1:2040年を展望した社会保障・働き方改革本部のとりまとめについて(厚生労働省)
■第2回2040年を展望した社会保障・働き方改革本部 資料4:健康寿命延伸プラン(厚生労働省)