【厚生労働省】第8次医療計画「新興感染症発生・まん延時における医療」の追加により5疾病・6事業となる
2023/06/05
ニュースのポイント
- 「医療提供体制の確保に関する基本方針」が改正され、新興感染症発生・まん延時における医療についての記述が追加
- 「医療計画について」に「新興感染症発生・まん延時における医療」の1事業が追加され第8次医療計画において5疾病・6事業に改正
- これらの変更をふまえ「疾病・事業及び在宅医療に係る医療体制について」も改正
厚生労働省は2023年5月26日(金)に「医療提供体制の確保に関する基本方針の一部を改正する件の公布等について」、「『医療計画について』の一部改正について」、「『疾病・事業及び在宅医療に係る医療体制について』の一部改正について」を公表した。
「医療提供体制の確保に関する基本方針」の一部改正においては、新興感染症発生・まん延時における医療についての記述が追加され、新興感染症発生時には昨今の新型コロナウイルス感染症への対応の教訓を踏まえ、医療提供体制を構築することを目的とした改正がなされた。
また、その改正を受け「医療計画について」では、第8次医療計画策定において、これまで「5疾病・5事業及び在宅医療」とされていたものに、「新興感染症発生・まん延時における医療」を1事業として新たに加え、「5疾病・6事業及び在宅医療」と改正がなされた。なお、5疾病とは「がん、脳卒中、心筋梗塞等の心血管疾患、糖尿病及び精神疾患」を、6事業とは「救急医療、災害時における医療、新興感染症発生・まん延時における医療、へき地の医療、周産期医療及び小児医療(小児救急医療を含む)」を示すものである。
これらの改正をふまえ、「疾病・事業及び在宅医療に係る医療体制について」においても「5疾病・6事業」への表記変更等による改正が行われた。
詳しくは下記URLを参照されたい。
■医療計画について詳しく見る(厚生労働省)