【厚生労働省】2022年度特定健診・特定保健指導の実施状況を公表
2024/05/30
ニュースのポイント
- 2022年度の特定健康診査・特定保健指導の実施状況の取りまとめが公表された
- 特定健康診査の実施率は58.1%、特定保健指導の実施率は26.5%でいずれも前年度より向上
- 厚生労働省ホームページでは、手引きや事例集も公表されている
厚生労働省は、2024年5月10日(金)に「2022 年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況について」を公表した。
2022 年度の特定健康診査の対象者数は約5,192万人、受診者数は約3,017万人であり、特定健康診査の実施率は58.1%。2021年度と比較して、1.6%向上した。年齢階級別の特定健康診査の実施率は、45~49歳で最も高かった。また、性別は男性が63.1%、女性が53.0%で男性の方が高かった。なお、男性・女性ともに60歳未満で高く、60歳以上で低くなる傾向がみられた。
また、2022 年度の特定保健指導の対象者数は約512万人、特定保健指導を終了した者は約135万人であり、特定保健指導の実施率は26.5%。2021年度と比較して、1.9%向上した。年齢階級別の特定保健指導実施率は、40~44歳で23.7%と最も低く、70歳以上で相対的に高くなっている。また、性別の実施率は、男性 26.8%、女性 25.3%であり、男性が高かった。
さらに、2022年度のメタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減少率(対2008年度比)は、16.1%であった。2021 年度と比較して2.3%向上した。詳しくは厚生労働省ホームページより確認を。
また、厚生労働省ホームページでは、2024年3月7日(木)に「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き(第4.1版)」や、2024年5月15日(水)に「特定保健指導の質向上に向けた取組に関する好事例集」など関連情報が掲載されているので、確認されたい。