【こども家庭庁】乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間の実施
2024/10/21
ニュースのポイント
- 毎年11月は乳幼児突然死症候群(SIDS)の対策強化月間
- 乳幼児突然死症候群は、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る、原因の分からない病気
- 社会的関心を喚起し、発症率を低くするポイントなどの重点的な普及啓発活動を実施
こども家庭庁は、毎年11月を乳幼児突然死症候群(SIDS)の対策強化月間と定めている。これは、乳幼児突然死症候群(SIDS)は12月以降の冬期に発症しやすい傾向があることから、SIDSに対する社会的関心を喚起するため、発症率を低くするポイントなどの重点的な普及啓発活動を実施するもの。
今年度の強化対策月間では、厚生労働省をはじめ、関係行政機関、関係団体などにおいて、さまざまな普及啓発を行い、SIDSの予防に関する取組等の推進を図ることとしている。
<SIDSとは>
・SIDSは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る、原因の分からない病気で、 窒息などの事故とは異なる
・2023年には48名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第5位となっている
<主な取組>
・SIDSの発症リスクを低くするための3つのポイントについて、ポスターやリーフレットの活用による全国的な啓発活動を実施
(1) 1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせる
(2) できるだけ母乳で育てる
(3) 保護者等はたばこをやめる
・「乳幼児突然死症候群(SIDS)診断ガイドライン(第2版)」(2012年10月公表)の周知・普及
・健やか親子21推進本部参加団体に対して発症率を低くするポイントなどの周知や普及について協力を依頼
・関係行政機関、関係団体等を通じて、医療機関等に対し「乳幼児突然死症候群(SIDS)診断ガイドライン(第2版)」の内容を参考とし、乳幼児の死体検案(死体について死亡の事実を医学的に確認すること)を行う際は、SIDS と虐待または窒息事故とを鑑別するために的確な対応を行うことと、必要に応じて保護者に対し解剖を受けるよう勧めるなどの対応を依頼
詳細は、乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間に関する報道や、乳幼児突然死症候群診断ガイドラインより確認されたい。
■乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間について詳しく見る(こども家庭庁)
■乳幼児突然死症候群(SIDS)診断ガイドライン(第2版)を見る(こども家庭庁)
■乳幼児突然死症候群(SIDS)について詳しく見る(こども家庭庁)