【厚生労働省】令和5年「国民健康・栄養調査」の結果を公表
2024/11/26
ニュースのポイント
- 2023年11月に実施した国民健康・栄養調査の結果が発表された
- 身体状況では男性20歳以上の肥満者の割合が31.5%。平成25年から令和元年の間で有意に増加し、その後有意な増減なし
- 20歳以上の野菜摂取量平均値は256.0g。男性では直近10年間で有意に減少、女性では平成27年以降有意に減少
厚生労働省は、2024年11月25日(月)に、令和5年11月に実施した「国民健康・栄養調査」の結果を取りまとめ、発表した。この調査は健康増進法に基づいて、国民の身体の状況、栄養素等の摂取量、生活習慣の状況を明らかにして、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得るために毎年実施されている。
【調査結果のポイント】
・身体の状況
男性の20歳以上の肥満者(BMI≧25kg/m2)の割合は31.5%であり、平成25年から令和元年の間で有意に増加し、その後有意な増減なし
・栄養・食生活に関する状況
20歳以上の野菜摂取量の平均値は256.0gであり、男性では直近10年間で有意に減少、女性では平成27年以降有意に減少
・身体活動・運動に関する状況
20歳以上の歩数の平均値は男性で6,628歩、女性で5,659歩であり、直近10年間で男女とも有意に減少
・喫煙に関する状況
現在習慣的に喫煙している者の割合は15.7%であり、男性25.6%、女性6.9%。直近10年間で男女とも有意に減少
受動喫煙の機会を有する者の割合は、平成20年以降有意に減少
詳細については厚生労働省ホームページに掲載されている。管理栄養士・栄養士は、この調査結果を活用して日ごろの栄養指導の実践に努められたい。