【文部科学省】「令和5年度学校保健統計調査」を公表
2024/12/04
ニュースのポイント
- 文部科学省が「令和5年度学校保健統計調査」の確報値を公表
- 幼児、児童、生徒の発育と健康状態を明らかにすることを目的として毎年実施
- 結果のポイントは「健康状態調査」と「発育状態調査」に分けて、各3つ報告されている
文部科学省は2024年11月27日(水)に、「令和5年度学校保健統計調査」の結果を公表した。
学校保健統計調査は、学校における幼児、児童及び生徒の発育及び健康の状態を明らかにすることを目的として、昭和23年度(1948年度)より毎年実施されている。令和5年度(2022年度)調査結果のポイントは「健康状態調査」と「発育状態調査」に分けて、3つずつ挙げられている。
【健康状態調査】
・裸眼視力1.0未満の者の割合は、学校段階が進むにつれて高くなっており、小学校で3割を超えて、中学校では約6割、高等学校では7割近くとなっている。
・むし歯(う歯)の者の割合は、小学校・高等学校で4割を下回り、幼稚園・中学校では3割を下回っている。
・鼻・副鼻腔疾患を持つ者の割合は、小学校・中学校で1割程度となっている。
【発育状態調査】
・身長の平均値は、ほとんどの年齢層で男女とも平成10年度代まで上昇し、その後横ばい傾向。
・体重の平均値は、ほとんどの年齢層で男女とも平成10年度代まで上昇し、その後横ばい傾向。
・肥満傾向児の割合は男女ともに9歳から12歳が最も高く、特に男子は9歳以降1割を超えている。
痩身傾向児の割合は、男女とも10歳以降は約2%~3%台と高くなっている。
※なお、いずれの項目も調査時期の影響が含まれるため、令和2年度~令和4年度に引き続き令和5年度の数値についても、令和元年度までの数値と比較はできないとされている。
詳細は「学校保健統計調査-令和5年度(確定値)の結果の概要」を参照されたい。