【内閣府】「令和6年能登半島地震を踏まえた災害対応の在り方について(報告書)」を公表
2024/12/06
ニュースのポイント
- 内閣府は「令和6年能登半島地震を踏まえた災害対応の在り方について(報告書)」を公表
- 「令和6年能登半島地震を踏まえた災害対応検討ワーキンググループ」で議論
- 応急対策や生活支援策の今後の方向性について幅広くとりまとめられている
内閣府では、2024年11月、中央防災会議防災対策実行会議の下に立ち上げられた「令和6年能登半島地震を踏まえた災害対応検討ワーキンググループ」での議論をもとにした「令和6年能登半島地震を踏まえた災害対応の在り方について(報告書)」を公表した。本報告書は、ワーキンググループでの議論をもとに、応急対策や生活支援策の今後の方向性について幅広くとりまとめられたものである。
Ⅰ「令和6年能登半島地震の災害について」では、被害の概要、政府及び地方公共団体の主な対応、今回の災害の特徴を踏まえた災害対応がまとめらている。
Ⅱ「今般の災害における取組事例・課題、これらを踏まえた今後の災害対応の基本方針」では、人的・物的被害への対応、国・地方公共団体等における災害応急対応、被災者支援、物資調達・輸送、住まいの確保・まちづくり、多様な主体の連携等による支援体制の強化、特徴的な災害を踏まえた対応、引き続き検討及び取り組むべき事項がまとめられている。
本報告書内、「温かく、栄養バランスが取れているなど、満足度の高い食事を提供するための備蓄や民間との連携」の現状と課題において、"災害発生後は、避難所等での食事提供に係る栄養の参照量について被災自治体へ技術的助言を行うとともに、日本栄養士会に対し、被災地での栄養・食生活支援への協力として、特殊栄養食品ステーションの設置など要配慮者への栄養食品提供のための体制整備等について依頼を行った。"と記載されたほか、同項目の実施すべき取組において、"災害時の関係団体による栄養・食生活支援の実施に向けて、平時から関係団体との連携を進める必要がある"と記載された。(P.82より一部抜粋)
内閣府防災情報のページでは「令和6年能登半島地震を踏まえた災害対応の在り方について(報告書)」および概要、これまでのワーキンググループの開催について公開されているほか、防災に関する様々な情報が掲載されているので確認されたい。
■令和6年能登半島地震を踏まえた災害対応検討ワーキンググループ(内閣府防災情報のページ)
■令和6年能登半島地震を踏まえた災害対応の在り方について(報告書)(内閣府防災情報のページ)