【こども家庭庁】「プレコンセプションケア推進5か年計画」を発表
2025/06/03
ニュースのポイント
- 「プレコンセプションケア推進5か年計画」が2025年5月22日(木)に発表された
- 今後5年間の集中的な取組として、「性や健康に関する正しい知識の普及と情報提供」、「プレコンセプションケアに関する相談支援の充実 【一般相談】」、「プレコンセプションケアに関する医療機関等における相談支援の充実 【専門相談】」の3項目がまとめられた
- プレコンサポーターを担う人材例として管理栄養士もあげられている。
プレコンセプションケアについては、「成育医療等の提供に関する施策の総合的な推進に関する基本的な方針(改定)(令和5年3月22日閣議決定)」において、「男女ともに性や妊娠に関する正しい知識を身に付け、健康管理を行うよう促すプレコンセプションケアを推進する」とされ、この方針に沿った取り組みを進めている。さらに、「経済財政運営と改革の基本方針2024(令和6年6月21日閣議決定)」においては、「相談支援等を受けられるケア体制の構築等プレコンセプションケアについて5か年戦略を策定した上で着実に推進する」旨が盛り込まれた。
若い世代が自分の将来を展望する際に、性や健康・妊娠に関する正しい知識の取得方法や、相談する場所・手段について、必ずしも広く知られていない現状を踏まえ、「プレコンセプションケアの提供のあり方に関する検討会 ~性と健康に関する正しい知識の普及に向けて~」において、プレコンセプションケアに係る課題と対応について整理を行い、 「プレコンセプションケア推進5か年計画」を2025年5月22日(木)に公表した。
計画では、今後5年間の集中的な取組として、以下の3項目がまとめられ、目標として6つの指標が設けられている。
1.性や健康に関する正しい知識の普及と情報提供
2.プレコンセプションケアに関する相談支援の充実 【一般相談】
3.プレコンセプションケアに関する医療機関等における相談支援の充実 【専門相談】
プレコンセプションケアの普及に係る人材育成として、自治体・企業・教育機関等において、性や健康に関する正しい知識の普及を図り、健康管理を行うよう促す「プレコンサポーター」の人材育成を行うことが示され、プレコンサポーター5万人以上の養成を目指すとされた。プレコンサポーターを担う人材および専門職の例として管理、管理栄養士もあげられている。
詳細については、こども家庭庁ホームページを確認されたい。