【医薬基盤・健康・栄養研究所】「新素材データベース」コンテンツ公開
2025/06/05
ニュースのポイント
- 「健康食品」の安全性・有効性情報』サイトのコンテンツとして「新素材データベース」を公開
- 「健康食品」の素材について有効性や安全性に関わる情報を科学論文における試験内容から収集・要約して情報を掲載
- 「有効性」「健康被害」「相互作用」の3つのデータベースで構成されている
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所は、『「健康食品」の安全性・有効性情報』サイトのコンテンツとして「新素材データベース」を2025年6月2日(月)に公開した。
特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品、その他のいわゆる「健康食品」など、様々な「健康食品」が販売されているが、いわゆる「健康食品」の原材料等に用いられている素材(※1)や成分(※2)について、有効性や安全性に関するまとまった情報は少ないのが現状である。そこで、「健康食品」の素材について、有効性や安全性に関わる情報を科学論文における試験内容から収集・要約して、「有効性」「健康被害」「相互作用」の3つのデータベースで構成する「素材情報データベース」に掲載された。
※1 素材:植物、食品、エキス等
※2 成分:化合物(アラニンやアルギニンなどのアミノ酸、リコピンやルテインなどのカロテノイド、ポリフェノール等)
各データベースの概要は以下の通り。現在、約200素材が掲載されている。利用にあたっては、「ご利用にあたって」の内容を確認・同意のうえ、「利用方法について」、「掲載基準について」を確認して活用されたい。
・有効性データベース
健康食品に用いられている有効性に関わる情報を掲載。各素材の名称と法規・制度に関連する情報を紹介するとともに、俗に言われている有効性に関する情報を掲載基準に基づいて調査した結果を分野別に掲載。
・健康被害データベース
健康食品に用いられている素材を摂取したことによる健康被害の事例を掲載。
・相互作用データベース:
健康食品に用いられている素材と医薬品を一緒に使用した場合の相互作用や健康被害の事例を掲載。