栄養ケア・ステーションは、都道府県栄養士会が設置し、運営する都道府県栄養士会栄養ケア・ステーション、日本栄養士会が認定する認定栄養ケア・ステーション、認定栄養ケア・ステーションにおいて、サービスが強化された機能強化型認定ケア・ステーションの3つに分類されます。また、日本栄養士会に設置された栄養ケア・リサーチ・センターでは、各栄養ケア・ステーションをバックアップする機能を備えます。
都道府県栄養士会が設置、運営する栄養ケア・ステーションは、通常のサービスに加え、診療所を対象に算定要件を満たす栄養ケアを実施します。また、地域の栄養ケア・ステーション同士のネットワーク形成、人材育成、支援、企画なども行うほか、管理栄養士・栄養士の登録、認定栄養ケア・ステーションの申請窓口も担います。
栄養ケア・ステーション認定制度は、地域で栄養ケアに従事する管理栄養士・栄養士、または事業者に対して、日本栄養士会が商標を有する「栄養ケア・ステーション」の標榜使用を認める制度です。日本栄養士会が定めた認定制度に則って申請を行い、 審査会で認定されると「認定栄養ケア・ステーション」 と標榜することができます。申請にあたっては、都道府県栄養士会が窓口になります。
認定栄養ケア・ステーションの機能に加え、傷病者の療養上ならびに介護または支援を要する者の、低栄養状態などの改善上必要な、複雑困難な栄養管理等を担います。医療・介護での栄養ケア体制が整備され、地域住民のための栄養ケアの拠点としての適格性を有すると認定した事業所が、機能強化をした認定栄養ケア・ステーションとなります。
日本栄養士会に設置された栄養ケア・リサーチ・センターは、認定栄養ケア・ステーションを対象とした研修会、事例の収集、情報解析・検証、事業企画・支援などを行います。