指導媒体
資料一覧
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水産庁は「さかな×サステナ」をコンセプトに毎月3日から7日を『さかなの日』と制定。日本栄養士会では、2022年「栄養の日・栄養週間」において『栄養と環境』をテーマに活動を推進してきたことから、本活動に賛同し、魚食普及を目指した子ども向けの資料をまとめました。
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生活習慣病の予防を中心に、あらゆる世代の方の食生活支援を目的として、毎年作成しているヘルシーダイアリー。ご自分の食生活を考え、目標をもって、健やかな生活習慣を続けていただくための方法を提案しています。毎日、健康でいきいきと過ごすために、ご活用ください。
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学校健康教育事業部では、各地域・学校の実態に見合った学校給食摂取基準を算出し、児童生徒にとってより良い栄養管理が実現できるよう、『EER算出表』を作成、公開しています。学校給食摂取基準が2018年8月から施行されたことに伴いまして、見直しをしました。
『EER算出表』は、児童生徒の生年月日・身長・体重を入力することによって、その集団におけるエネルギーの摂取基準は一つの値が求められます。また、その数値を用いて、その集団における摂取基準を算出することも可能です。まずはこの算出表を用いて摂取基準を算出することを通して、国内の平均と自分が勤務する地域・学校とを比較して、その差を把握し、その後の栄養管理や食育への展開等、存分に活用してください。まずはこちらから「EER算出表活用にあたって」「学校給食摂取基準の活用」をダウンロードの上、理解した上で、ご活用ください。
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平成30(2018)年4月からの入院時食事療養費の自己負担額の変更に伴う、患者さんへの説明資料です。
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「おなかの調子を整えます」、「脂肪の吸収を穏やかにします」など、健康の維持や増進に役立つ機能性を、食品関連事業者の責任で表示された食品のことを機能性表示食品といいます。このしおりでは、機能性表示食品とはどのような食品なのか、注意点などをわかりやすくまとめました。商品のパッケージに表示された情報を正しく理解して、毎日の買い物や食生活に活用しましょう。
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監修:早稲田大学教授 柴田重信
朝が苦手、午前中は集中できない、メタボが気になってきた、よく眠れないなどの体調不良は、食べる時間に問題があるのかもしれません。今回は時間栄養学の考え方を取り入れた食生活のポイントを紹介する内容となっています。食べる時間見直して、頭スッキリ、メタボ解消を目指してみてはいかがでしょうか。
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監修:女子栄養大学名誉教授/名古屋学芸大学名誉教授 足立己幸
バランスよい食事をしたいけれど、どうしたらよいかわからない人が多いのではないでしょうか。主食、主菜、副菜の適量を上手に組み合わせることで、誰でも簡単に楽しく「バランスのよい食事」をとることができます。今回はお弁当箱を使って、そのポイントを紹介します。
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監修:神奈川県立保健福祉大学保健険福祉学部栄養学科准教授 藤谷朝実
厚生労働省が発表した国民健康・栄養調査(平成25年度)において、20歳代女性のやせの問題が指摘されています。女性のやせの問題は、自身の健康だけでなく、未来の子どもたちへも続いていきます。中学生から成人女性まで、幅広い年代の女性を対象に、しっかり食べることの大切さと食事のポイントをわかりやすくまとめました。
食生活を急に変えるのはとても大変なこと。10歳代のころから食習慣を整えていきましょう。
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監修:株式会社しょくスポーツ代表取締役 公認スポーツ栄養士 こばた てるみ
スポーツを楽しみ、目的に向かってトレーニングを続けるためには、運動(トレーニング)、栄養(食事)、休養(睡眠)という3つのバランスをとることが大切です。良い食事、良い睡眠なしでは、質の良いトレーニングは続きません。特にジュニア期は、体の土台をつくる時期なので、栄養(食事)はとても重要です。そんな皆さんのために"しっかり食べる"ことの大切さをまとめました。毎日のトレーニングの参考にしてください。
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監修:神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部教授 公認スポーツ栄養士 鈴木 志保子
充実した日々を送るために、体型を維持するために、食事に気を使っているあなたへ、伝えたいことがあります。
20歳代の女性の5人に1人が「やせ」の状態にあるという調査結果があります。厚生労働省が実施している国民健康・栄養調査報告書より、20歳代の女性の「やせ」の割合は、1979年には14.4%でしたが、1989 年20.3%、2010 年29.0%、2013 年21.5%と高い状態で推移しています。また、「食べていないのに痩せない」や「食べていないのに太る」といった話を耳にすることもあります。
このしおりは、今よりもイキイキと輝く自分を手に入れたいあなたに、食生活の見直しと改善のポイントを提案します。
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監修:公益社団法人 日本栄養士会 専務理事 迫和子
加工食品の容器包装には、栄養成分がどの位含まれているか、その食品がどのように製造され、どのように利用すれば良いかなどの基本情報が表示されています。これまで3つの法律に分かれていた食品表示のルールが、食品表示法としてまとめられ、より分かりやすくより活用しやすくなりました。
このしおりは、その変更ポイントを中心に解説したものです。
加工食品を選ぶ時に、生活習慣病や健康増進という視点で、食品表示を確認することの重要性性をぜひご理解ください。
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監修:神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部教授 公認スポーツ栄養士 鈴木 志保子
私たちは、食品を食べることで体内に栄養素を取り込み、それをもとに生命を維持しています。
スポーツ栄養とは、「スポーツや運動を行うために必要なエネルギー、栄養素、水分などを身体活動の状況に応じて、タイミングや量を考えて摂取し、体内で利用すること」をいいます。それを支える柱が、「スポーツや運動によって身体活動量が多い人に対して必要な栄養学的理論・知識・スキルを体系化」したスポーツ栄養学です。
スポーツ栄養を活用する対象者は、アスリートに限らず、ジュニア層、健康増進を目的としたスポーツ愛好家など、スポーツや運動をすることによって、活動量が多い人全般に広がります。
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平成28(2016)年4月からの入院時食事療養費の自己負担額の変更に伴う、患者さんへの説明資料です。
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監修:セントラルスポーツ研究所特任研究員 國井 実
厚生労働省は、「介護予防とは、要介護状態の発生をできる限り防ぐ(遅らせる)こと、そして要介護状態にあってもその悪化をできる限り防ぐこと、さらには軽減を目指すこと」と定義しています。
要介護の高齢者が増加する中で今、加齢とともに下肢の筋肉量が減少し、要介護状態の原因となるサルコペニア(筋肉減少症)が注目されています。
要介護状態に陥らず健康的な生活を送るために、ぜひお役立てください。
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監修:独立行政法人東京都健康長寿医療センター副所長 高橋 龍太郎
厚生労働省の推計によると、平成24(2012)年時点で65歳以上の認知症の人は、462万人。7人に1人がこれに当たるとされています。さらに、平成37(2025)年には、700万人、65歳以上の5人に1人が認知症になるという新たな推計も示されています。
こうした中で、認知症の発症や進行に関する病態も次第に明らかになっており、日常の食事を始めとする生活習慣との関わりの重要性が指摘されています。強調したいことは、「張りのある生活」です。さまざまなものに興味を持って毎日を過ごすことは、認知機能の維持につながります。ぜひ、張りのある日々の大切さを理解し、毎日の生活習慣の改善を実践してください。
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監修:慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版作成委員 石川 祐一
厚生労働省の調査によると、慢性腎臓病患者は年々増加しており、死因の第8位を占めています。また、日本透析医学会の集計によると、平成25(2013)年には、約31万人が透析治療を受けており、国民の健康に重大な影響を与えています。しかし、慢性腎臓病は適切な対応で、予防や進行の遅延が可能といわれています。毎日の食事の見直しと生活習慣の改善で、慢性腎臓病の危険因子を遠ざけることが何よりも大切です。
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監修:日本歯科大学教授・口腔リハビリテーション多摩クリニック院長 菊谷 武
協力:医療法人社団福寿会福岡クリニック在宅部栄養課課長 中村 育子
摂食嚥下とは、食べ物を認知し、口で取り込み、飲み込むまでの機能の総称です。この機能に障害が起きると、低栄養状態、誤嚥事故、窒息事故などの大きなリスクにつながる恐れがあります。また、認知症が進行すると、食べることへの認知が障害され、さらに、飲み込みも困難になります。在宅介護における、特に認知機能の低下を伴った摂食嚥下障害患者の症状と、その対応法をまとめました。
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化学療法の副作用による食欲不振、味覚障害、口内炎の食事の工夫と、栄養補助食品などの使用について紹介しています。
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監修:日本歯科大学教授・口腔リハビリテーション多摩クリニック院長 菊谷 武
協力:医療法人社団福寿会福岡クリニック在宅部栄養課課長 中村 育子
摂食嚥下とは、食べ物を認知し、口で取り込み、飲み込むまでの機能の総称です。この機能に障害が起きると、低栄養状態、誤嚥事故、窒息事故などの大きなリスクにつながる恐れがあります。また、認知症が進行すると、食べることへの認知が障害され、さらに、飲み込みも困難になります。在宅介護における、特に認知機能の低下を伴った摂食嚥下障害患者の症状と、その対応法をまとめました。
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協力:公益社団法人日本栄養士会医療事業部
平成24(2012)年国民健康・栄養調査によると、「糖尿病が強く疑われる者」は約950万人、「糖尿病の可能性を否定できない者」は約1100万人、合計で約2050万人と見られています。初期の頃は自覚症状がありませんが、放っておくとさまざまな合併症やがんのリスクを上昇させてしまいます。糖尿病予防のポイントは、食事の改善と運動。特に食事は、「血糖値がちょっと高め」の時期から見直し、毎日できることから改善することが大切です。
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監修:神奈川県立保健福祉大学学長 中村 丁次
近年、さらに増加傾向にあるのが、脳卒中、高血圧、糖尿病などの生活習慣病です。これら生活習慣病の予防には、まず、食生活の見直しが第一歩。特に野菜には、身体に欠かせない「栄養素」だけでなく、生活習慣病予防に重要な働きをする「機能性成分」が豊富に含まれています。
「野菜を忘れていないかな?」野菜が果たす大切な役割を知り、毎日の食生活の中で野菜を効率的に摂る習慣を身に付けましょう。
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監修:社会医療法人製鉄記念八幡病院副院長 土橋 卓也
高血圧とは、血管に過度な負担がかかる状態です。その状態が続くと、脳卒中、心筋梗塞、腎不全など、命に関わる病気を引き起こす可能性があります。高血圧の予防には、生活習慣の見直しと改善が不可欠です。中でも「塩分のとり過ぎ」は、大きなポイントです。
ふだんから自分の血圧の数値や塩分摂取の傾向を知り、無理せずに、減塩を続けられる食事などについて、知っておきましょう。
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管理栄養士の訪問サービスについて、サービスを利用いただく方に理解いただくためのリーフレットです。
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地域包括ケアシステムにおける管理栄養士の訪問サービスについて、介護保険事業者、医療関係者、地域行政関係者にご理解いただくためのリーフレットです。
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管理栄養士による居宅管理指導の実態と栄養管理体制を把握し、在宅高齢者への栄養ケア・プロセスに基づく有効な栄養指導方法や、事例から学ぶ地域連携方法などを掲示しています。
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管理栄養士による居宅療養管理指導の実態調査、在宅高齢者の栄養管理体制調査結果を踏まえ、在宅高齢者の摂食状況・栄養状況把握方法と栄養食事指導方法、地域連携方法の提案をまとめて報告しています。
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食事が腎機能に及ぼす仕組み、ステージ別食事療法、CKDの進行過程と栄養基準などを図解でわかりやすく紹介しています。
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監修:日本子ども家庭総合研究所母子保健研究部栄養担当部長 堤 ちはる
幼児期の食事は、幼児食前期(1歳半~2歳頃)と後期(3歳~5歳頃)に分けて考えることができます。
特に、幼児食前期から乳歯が生えそろう3歳頃までの食事は、成長に欠かせないエネルギーや栄養素を摂取するだけではなく、食事の楽しさやマナーを知る上でも、とても大切です。
幼児食前期を中心に、子どもの食事のポイントを知っておきましょう。
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監修:東北大学加齢医学研究所抗感染症薬開発研究部門教授 渡辺 彰
細菌やウイルスを病原体として引き起こされる感染症。肺炎やインフルエンザなど、私たちがよく聞く病気も感染症です。感染症の中で、死因のトップは肺炎で、がん(悪性新生物)、心疾患に続いて3番目に多い疾患です。
予防には、抗菌薬治療やワクチン接種などが有効ですが、低栄養の予防も大切です。低栄養を防ぐためには栄養バランスの良い食事が欠かせません。「低栄養の予防」について知っておきましょう。
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監修:大阪市立大学大学院医学研究科呼吸器内科学教授 平田 一人
肺の病気である「COPD」は、発症すると知らないうちに進行し、治療が遅れると寝たきりなどになる危険性もある病気です。COPDで一度失われた肺の働きは、元には戻りません。
早期からの予防や治療で、COPDの進行・悪化を防ぐことができます。禁煙、バランスの良い食生活、適度な運動がCOPDを予防し、負けない身体をつくります。COPDを予防する食生活のポイントについて学びましょう。
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監修:帝京大学薬学部教授 金子 希代子
尿酸値が高い状態から起こる、高尿酸血症・痛風は、他の生活習慣病と同様に食事や飲酒との関連が深い病気です。尿酸値が高いと高血圧や脂質異常症(高脂血症)を合併することも多く、尿酸値は健康を維持する大切な指標です。
高尿酸血症・痛風の予防には「食べ過ぎをやめ、アルコールは適量に、おいしいものを少しずつ」が基本です。毎日の食事や生活習慣を見直すことが大切です。
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保育所における災害発生に備えた備蓄や、それらを用いた訓練のあり方、災害発生後の対応等を具体にまとめたマニュアルです。
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「日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013」の活用推進リーフレットです。
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監修:独立行政法人国立健康・栄養研究所健康増進研究部長 宮地 元彦
生活習慣病予防のための運動指針「エクササイズガイド2006」が改定され、新たに身体活動基準・身体活動指針が策定されました。
ふだんの生活で無理なく身体を動かすことで、生活習慣病、運動器障害や認知症などを予防し、「健康寿命」を延ばすことにつながります。今よりも、10分長く動く、それが、健康づくりのポイントです。
今回の身体活動基準・身体活動指針を知り、「身体をできるだけ動かすこと」の大切さを学びましょう。
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監修:日本子ども家庭総合研究所母子保健研究部栄養担当部長 堤 ちはる
妊娠期の食事は、体内の赤ちゃんを日々育てる大切なものです。しかし、赤ちゃんのための特別な食事があるわけではありません。基本は、過不足のない、栄養バランスの良い食事です。
近年、若い女性の「やせ」が増え続けています。改めて、バランスの良い食事のポイントを知って、新たな生命を育む貴重な時間を、食べる楽しさとともに過ごしましょう。
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監修:独立行政法人国立健康・栄養研究所栄養疫学研究部食事摂取基準研究室長 笠岡(坪山) 宜代
地震などの災害時、非常に弱い立場になるのが赤ちゃんやお年寄り、そして、慢性疾患などの患者さんたちです。また、成長期の子どもたちも、必要な栄養素が不足がちになります。特に赤ちゃんやお年寄りは災害弱者と呼ばれ、食事の大切さや健康を保つ知識、周囲の見守りが求められます。
災害時だからこそ、このような人たちを守るのは食事です。その大切さを、ふだんから知っておきましょう。
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監修:独立行政法人国立健康・栄養研究所栄養疫学研究部食事摂取基準研究室長 笠岡(坪山) 宜代
「食べることは、生きること」。地震などの災害時、身の安全を確保したら、次に大切なのは水と食事です。災害が身近な問題として考えられる今、ふだんから食べることの大切さを知り、スキルを身に付けておきましょう。
また、水分をしっかり摂る、できるだけ食べるなど、当たり前のことができないのが災害時。命を守るために少しでも食べるために、ふだんからの備蓄も大切です。
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肝臓の働き、アルコール性脂肪肝と食事療法の必要性などを図解でわかりやすく紹介しています。
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監修:川崎医科大学肝胆膵内科学教授 日野 啓輔
肝心要といわれるように、肝臓は大切でありながら、病気になっても自覚症状が出にくい臓器です。脂肪がたまっていても自覚症状はほとんどなく、健診などの肝機能検査で見つかることがほとんどです。
脂肪肝は、アルコール性のものだけでなく、非アルコール性のものもあります。近年、肥満の増加とともに非アルコール性脂肪肝が増えています。
「脂肪肝」について知り、食習慣・生活習慣を見直してみませんか。
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昔から「酒は百薬の長」と言われ、適度な飲酒は、ストレス解消や虚血性心疾患のリスクを低くするなどの効果があると言われています。一方、適量を超えた長期にわたるアルコール摂取は、脂肪肝、肝硬変、そのほか膵炎、食道がんなどのリスクを増やし、さまざまな疾患の原因となる可能性が高まります。
長年お酒を飲んでいる人も、肥満や健診の数値が気になる人も、お酒との付き合い方を、もう一度見直してみませんか。
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がん患者さんの多くに、体重減少が起こります。体力を回復し、QOLを保ち、がんと仲良く暮らしていくために、「口から食べる大切さ」を知り、楽しく食事をしていきましょう。
生きる希望や意欲につながるのは、「口から食べる」毎日の食事です。腸を使い続け、栄養管理を進めることが、治療や回復を支えるポイントです。「食欲がない」「食べにくい」時も、食べやすい食品を選び、食べる工夫をして、体力を維持して回復を目指しましょう。
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がん予防と食品や栄養素の関連については、さまざまな情報が氾濫しています。研究データが不十分にもかかわらず、がん予防に効果があるようにメディアを通じて発信される場合もあります。食品や栄養素のがん予防効果や生活習慣との関係を判定するには、異なる研究者による複数の調査・研究が求められます。確実にがんを予防できる食品があるわけではありませんが、バランス良く食べ、野菜と果物を欠かさず、塩分控え目の食事を続けることは、現状において科学的根拠に基づくがん予防として推奨できます。
がんを予防する上で、大切なポイントは何か。科学的根拠に基づくがん予防について知り、生活習慣を改善し、毎日の食生活に役立てていきましょう。
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糖尿病の予防や治療は、食事のコントロールと運動が基本です。「何をどれだけ食べているか」「無理のない運動を続けているか」などをチェックしながら、積極的に生活改善をしていきましょう。
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成人期を迎えると、幼児期、学齢期、思春期を通じて形成してきた食生活スタイルが、良くも悪くも確立されます。バランスの良い食事で健康的な毎日を送る人ばかりでなく、実際には多くの人が、食生活の乱れなどで生活習慣病を発症する可能性が高くなっています。
バランスの良い食事を選び、よく噛んで適切な量を食べることは、メタボリックシンドロームなどを予防する上でも大切です。食べる機能を維持するために、成人の食べる力をサポートしましょう。
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子どもは、乳児期・幼児期と成長するに従い、「飲む、噛む、食べる」などの機能を育んでいきます。そして、学齢期は正しい食の選択力を
身に付け、習慣付ける大切な時期です。乳幼児期から学齢期にしっかりと噛んで味わい、正しい食習慣を身に付けることが心身の健康につなが
ります。また、この時期の体験が大人になってからの意識や食生活に影響を与えます。
体、歯、心の発達を見極め、子どもと楽しくコミュニケーションをとりながら、豊かな食体験と正しい食習慣を築いていきましょう。
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心豊かな人生に、健やかな食は欠かせません。しかし、高齢になると食べる機能が低下し、口腔機能の低下や疾病により要介護状態になりやすいなど、生活の質の低下が起こりがちです。そのため、個々人の状態に合わせた食べ物・食べ方が必要になってきます。
高齢者の食べる力を維持・回復し、安全に、おいしく食べられる毎日を支援しましょう。
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児童養護施設入所高校生の自立を、食育の観点から支援することを目的に、食育プログラムを作成しました。
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『高校生のための「食生活自立支援に向けた食育プログラム」(2009)』に基づいて作成した指導媒体です。
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児童養護施設における食生活に関する実態と管理栄養士・栄養士の関わりについて実施した調査結果をもとに、継続的に栄養・食生活を支援するためのマニュアルとして作成しました。
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野菜の栄養素や機能性を知り、食生活を見直しましょう。健康の維持・増進には各栄養素をバランス良く摂ることが大切です。
しかし、食生活が偏るとビタミン、ミネラル、食物繊維など身体に欠かせない栄養素が不足しがちです。これらの栄養素を豊富に含むのが野菜です。メタボリックシンドロームの予防も、野菜を取り入れたバランスの良い食生活がポイントです。野菜をもっと食べましょう。
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食べる楽しみを、いつも忘れずに。
高齢期を健康的に過ごす上で、大切なのは食生活。食べることは、健康を維持・増進するだけではありません。食べる楽しみは、さらに食欲を引き出し、生活のリズムをつくり、高齢者のいきいきとした毎日につながっていきます。まず、おいしく楽しく食べることが、元気な毎日のコツなのです。
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監修:国立病院機構相模原病院臨床研究センターアレルギー性疾患研究部長 海老澤 元宏
国立病院機構相模原病院小児科 今井 孝成
食物アレルギーを正しく理解していただくために、平成20年(2008)12月に発表された「食物アレルギーの栄養指導の手引き2008」の内容に沿って作成しました。
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監修:日本こども家庭総合研究所母子保健研究部栄養担当部長 堤 ちはる
近年、食生活や生活リズムの乱れから、生活習慣病が思春期にも現れる傾向があります。特に女性の場合、極端なダイエット志向で必要な栄養素が不足すると、将来の結婚、妊娠、最終的には老後の健康にまで大きく影響します。大切なのは、思春期の健康的な食習慣・生活リズムの積み重ねです。思春期の健康的な食習慣・生活リズムは、一生を通じての健やかな心身を維持・増進する決め手といっても過言ではありません。
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糖尿病は、年々増加の一途をたどる、まさに「国民病」です。発症後は、適切な治療を始めないと、さまざまな合併症が起こります。早い段階で生活習慣を改めて、食事と運動で血糖値をコントロールしましょう。
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監修:お茶の水女子大学大学院教授 近藤 和雄
平成19(2007)年に動脈硬化性疾患予防のガイドラインが改訂され、脂質異常症の診断基準が見直されました。脂質異常症は、怖い動脈硬化性疾患につながります。脂質異常症を予防するためには、食生活の改善や適度な運動が大切です。脂質異常症の診断基準、発生の機序を学習し、日頃の食生活で心がけておきたいことを考えてみましょう。