2011年3月11日、東北地方を中心に未曾有の被害を引き起こした東日本大震災。発生から年月が経過し、国民、また会員においても震災に対する意識が薄れつつあるかもしれません。日本栄養士会では、被災地の支援復興に寄り添い、災害時における栄養と食の課題に継続的に関わること、また支援活動の教訓を心に留めるため、2014年から「あの時を忘れない、教訓を繋ぐ復興支援プロジェクト」をスタートさせました。
JDA-DATメンバーが、国民・会員に対して、災害時における栄養と食に対する知識を周知し、平時からの防災意識の向上を高めるために、行政等の開催する地域の災害関連イベント等への参画や、都道府県栄養士会主催の災害関係講演会やJDA-DATスタッフ育成研修等において「JDA-DAT号(緊急災害支援車両)」を活用した全国各地をめぐる広報活動です。
※JDA-DAT号(緊急災害支援車両)とは
本会の名誉会員である河村和子氏、賛助会員であるトーアス株式会社のご寄附による緊急災害派遣車両です。また、賛助会員である味の素株式会社よりキッチンボックスを贈呈いただき、車両2台に搭載しています。
現在、キッチンボックスを搭載した車両2台(河村号とトーアス1号)と荷物専用車両トーアスⅡ号、そしてEV指揮車両としてトーアスCommand Post vehicle号(写真1)の計4台を保有しており、平時には、絆プロジェクトで全国をめぐり、災害時には緊急災害支援車両として機動力を発揮し活動します。
「JDA-DAT号(緊急災害支援車両)」を活用した全国各地をめぐる広報活動を行いました。