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【活動報告】静岡県栄養士会JDA-DAT 政府訓練に参加

 2022年10月1日(土)にDMAT(災害派遣医療チームによる「中部ブロック南海トラフ地震防災対策推進連絡会広域連携防災訓練(政府訓練)」が静岡県庁にて開催されました。この訓練に合わせて「保健医療福祉分野における災害支援団体連絡会シミュレーション訓練」が開催され、静岡県栄養士会JDA-DATは災害保健医療福祉活動チームの1つとして訓練に参加しました。
 静岡県では2020年度より、DMAT、DHEAT(災害時健康危機管理支援チーム)、保健師(静岡県健康増進課)、災害支援ナース(静岡県看護協会)、静岡JRAT(災害リハビリテーション支援関連団体協議会)、静岡DWAT(静岡県社会福祉協議会、県地域福祉課)により「静岡県災害保健医療福祉協議会」が設立され、2021年7月に発生した熱海市土砂災害に係る活動報告会を機に、静岡県栄養士会JDA-DATもその仲間に加わっています。
 訓練では各支援団体における初動対応と派遣調整の流れを確認するシミュレーション訓練として①情報収集、②政府訓練の情報をもとに「情報共有会議」を開催、③情報共有会議で得られた情報をもとに各支援団体で派遣調整、④政府訓練の会議に参加し各支援団体の情報を共有しました。

①情報収集
 各団体のマニュアルに基づき会員や支援スタッフ等の安否確認、施設や自宅付近の被害状況などの情報収集を行いました。静岡県栄養士会ではJDA-DATメンバーのグループLINEによる安否確認と情報収集を行い、登録者52名中37名より情報提供がありました。また、DHEAT芝浦工大チームからは「災害時保健医療福祉活動 情報支援システム-D24H-」による施設の被害状況や避難所の開設状況等の情報提供シミュレーションなどが、システムの概要説明とともに行われました。

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②情報共有会議の開催
 DMAT事務局担当者の進行による情報共有会議が開催され、各支援団体の初動対応と派遣調整の見通しなどについて情報共有が行われました。

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③派遣調整
 人的支援マッチングシステム「DiMS(Dietitian Matching System)」による派遣調整訓練を実施しました。想定災害の規模では広域支援が必要でしたが、静岡県栄養士会内の訓練であるため、被災地完結型での派遣調整を行い、90分間という短い派遣調整訓練の中でも120名の登録者のうち20名から支援活動への応募がありました。

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④政府訓練の会議に参加
 DMATをはじめとする医療チームの報告会議に参加して、各支援団体より初動対応の状況と派遣調整の進捗などを報告しました。

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 今回の訓練参加により、静岡県栄養士会内の緊急連絡体制や、災害対策本部設置から派遣調整までの初動体制の確認などを行うことができました。特に昨年度導入されたDiMSによる派遣調整訓練では、実際にシステムの操作を行うことが派遣調整担当者にとっても、登録者にとっても大変貴重な体験となりました。今後、訓練を重ねる中で抽出された問題点等を解決していくことで、更なる体制の強化を図っていければと思います。また、他団体との合同訓練を行ったことにより、お互いに顔の見える関係づくりができたこと、各団体の組織体制を理解できたことなど、多くの成果を得ることができました。

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