【文部科学省】「令和3年度学校保健統計調査」を公表
2023/02/10
ニュースのポイント
- 文部科学省が「令和3年度学校保健統計調査」の確報値を公表
- 幼児、児童、生徒の発育と健康状態を明らかにすることを目的として毎年実施
- 結果のポイントは「健康状態調査」と「発育状態調査」に分けて、各3つ報告されている
文部科学省は2022年11月30日(水)に、『令和3年度学校保健統計調査』の結果を公表した。
学校保健統計調査は、学校における幼児、児童及び生徒の発育及び健康の状態を明らかにすることを目的として、昭和23年度(1948年度)より毎年実施されている。令和3年度(2021年度)調査結果のポイントは「健康状態調査」と「発育状態調査」に分けて、下記のとおり3つずつ挙げられている。
【健康状態調査】
・裸眼視力 1.0 未満の者の割合は年齢が高くなるにつれておおむね増加傾向となっており、小学校1年生で約4人に1人、小学3年生で約3人に1人、小学6年生では約半数となっている。
・むし歯(う歯)の者の割合は8歳が最も高くなっている。
・鼻・副鼻腔疾患の者の割合は小学校・中学校で 1 割程度となっており、9歳が最も高くなっている。
【発育状態調査】
・身長の平均値の推移は1994年度から2001年度まで上昇し、その後横ばい傾向。
・体重の平均値の推移は1998年度から2006年度まで上昇し、その後横ばい傾向。
・肥満傾向児の割合は男女ともに小学校高学年が最も高く、特に男子は9歳以降1割を超えている。痩身傾向児の割合は男女とも 10 歳以降約2%~3%台となっている。
また、肥満傾向児の割合は、前年度の比較で、男子では15歳以外のすべての年齢で減少し、女子は5、11、12、16歳を除く年齢で減少した。
なお、2021年度の数値についても、いずれの項目も調査時期の影響が含まれるため、作年度に引き続き2019年度まで及び2020年度の数値と単純な比較はできないとされている。
詳細は「学校保健統計調査-令和3年度(確報値)の結果の概要」を参照のこと。
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