食物アレルギー分野管理栄養士・栄養士
食物アレルギー分野管理栄養士・栄養士とは
近年、食物アレルギー罹患率は増加傾向にあり、医療機関はもとより、特定給食施設、行政、研究・教育施設など多分野で活躍する管理栄養士・栄養士に対して、食物アレルギーに関する正しい知識と対応技術が求められるようになりました。
食物アレルギーは原因食物や症状が多彩であることに加えて、大半の患者を寛解に導く根本的な治療法がなく、原因食物の回避が基本となります。また患者の多くは乳幼児期・学童期であり、発達・発育を鑑みた食事管理を実践するためには、医療、行政、保育、学校、企業等の多職域、多職種による地域連携が重要とされています。
食物アレルギー分野管理栄養士・栄養士は、根拠に基づいた診断と治療の最前線を学びながら現場を振り返り、リスクマネージメントを考慮した安全な食の提供と栄養教育をめざす専門家であり、指定する研修プログラムを修了し、かつ認定試験と課題レポート審査に合格した者を公益社団法人日本栄養士会が認定するものです。
審査に必要な申請資格
- 日本栄養士会の会員であること
- 管理栄養士・栄養士として従事した日数が3年以上であること
- 所定の研修を修了していること
認定されるまでの流れ
- 食物アレルギー基礎研修の修了
費用:22,000円(税込)((公社)日本栄養士会会員割引価格 11,000円(税込))
※食物アレルギー基礎研修修了の有効期間は3年間となります。 - 食物アレルギー分野管理栄養士・栄養士認定研修の修了
費用:11,000円(税込)
※食物アレルギー分野管理栄養士・栄養士認定研修修了の有効期限は2年間となります。
- 課題・活動レポートの提出、認定試験(筆記試験)を受ける
試験料:16,500円(税込) - 課題・活動レポート審査結果、認定試験の結果をもって合格
- 「食物アレルギー分野管理栄養士・栄養士」認定
資格の有効期間:認定日より5年
認定料:11,000円(税込) - 「食物アレルギー分野管理栄養士・栄養士」認定の更新(5年毎)
※更新のためには生涯教育基本研修(必須)20単位取得が必要になります。未取得の方は、初回更新までに取得してください。(基本研修項目一覧はこちらよりご確認ください。)
※2018年度及び2019年度に「食物アレルギー栄養士(給食管理分野)」及び「食物アレルギー管理栄養士」を取得された方は、更新時に名称が変更となります。更新手続きは、別途ご案内いたします。